山口さんから手作りのフォカッチャが昨日届いた。
箱を開けるとふんわりと良い香り。
そして大きくてふかっと焼き上がったフォカッチャが
3個も入っていた。
「腹ごしらえにカワウソのみなさんやお友達の方と楽しく食べて下さい」
とのメッセージつき。
はい。有り難く、そして楽しく頂きます。
昨日、早速閉店後の小腹が空いたところでちょこっとパクリ。
きめが細かくてみっしりとしていて、オレガノの香りが今の季節にもぴったり。
あともうちょっと、もうちょっと。とつい食べ過ぎそうになってキケンキケン。
木の作品同様に、じんわりとしたやさしさがつまってました。
展示中に販売している小さな本
「山口さんの椅子」
これは以前に京都で行われた展示に合わせてつくられたもので
文章は鈴木るみこさんが書かれています。
その中で山口さんは「木の人形のような人だよ」と
紹介されたとあるのですが、まさに。
(何度も読み返したくなるようなとても素敵な本なのでぜひご覧ください)
山口さんのお話を伺っていると、木そのもののような方というか
木の身になって考えてものづくりをされているんだなぁということが
会話の端々に伺えるのです。
根を張り、枝葉を伸ばして置かれた環境に馴染むように何年もかけて育った
木を切って使うことを山口さんはとても大切に考えていらっしゃいます。
木は切ったものをすぐに使えるわけではなく、乾燥させてさらに製材し・・・
そのひとつひとつの段階を
急がず木が環境に馴染むのを待ってから次の作業に進んでいく。
人間の都合や我や主張を通すのではなく、ゆっくりゆっくり大事に。
そのお人柄や姿勢がつくられたものにそのまま表れているんだと思います。
毎日お店へ行って、椅子に座り、パン皿やトレーなどの
木の素材に触れていると気持がなだらかになっていく気がします。
展示は11日までです。どうぞお見逃しなく。
緑の匂い
窓を開けると、家の近くの公園から緑の匂いがしてくる。
真っ白のシーツを洗ってベランダに干すと、
レフ板?のような役目をするのか、部屋の中が
いつもの晴れた日の直射日光の光とは違う、
やわらなか光でふんわりとした明るさが広がる。
気持のいい朝。
そういえば。
30日の設営の日は設営の作業をする前に、
午前中、原宿のZakkaへ行ってきました。
Zakkaは10日まで今の場所で営業をして、お引越しをされるとのこと。
今の場所でお茶をしたことがなかったから、
ごあいさつがてら、あの大きな木を見ながらコーヒーをと思って出かけたのでした。
カフェラテをお願いしたら、
岩田圭介さんのころ碗、ちゃんと砕いた氷が入った水のグラス、
お砂糖は小さな器。そしてちょこっとおまけのお菓子が豆皿に。
それらが使いこまれた山口さんのトレーに乗って、テーブルへ。
グラスところ碗には小さなコースターが敷いてあって、
トレーの中がコラージュのようになっていました。
あぁ。何年も何年も私はこういう世界がずーっと好きだったんだなぁと
しみじみとした良い時間を、大きな木が見える窓辺の席で
過ごさせて頂きました。
前の地下のお店も、今の場所も、そして次のところでも。
場所は変わってもあの空気感はきっとかわらないのでしょう。
積み重ねられて生まれていくものの強さというかしなやかさというか・・・。
展示の準備をする前に、リラックスしつつ、衿を正すような時間を持つことができて良かった。
昨日と今日
昨日はコートが必要なくらい肌寒い一日となりました。
紅茶のteteria大西さんが静岡からいらして
美味しい紅茶をサーブして下さいました。
↓これは当日の朝に大西さんがご自宅の近所の
茶畑から摘んできて下さった新茶の茶葉です(一芯二葉)
お互い先週末の夏日のような日を想定していたので
アイスティーの用意も万全。
氷ももちろん用意していたのですが
さすがに昨日はみなさんあたたかい紅茶。
外の冷たい風に吹かれた後で、あたたかい店内と紅茶を
喜んで頂きました。
ご来店下さった皆さま、大西さんありがとうございました!
↓ 大西さんが山口さんの栗のボードを早くも道具として使いこなしてくれました。
それでもこの時期だけ味わうことのできる
青々としたダージリンのファーストフラッシュ。
ホットはもちろん、水出し(というか氷出し)をした
玉露のようなアイスティーも大西さんにいれて頂いて、
お時間のある方には味わって頂きました。
先週の金曜日にはオカズデザインさんが
山口さんのやさしい味わいのパンに合わせて
越冬した力強いニンジンを使ったポタージュと
サラダ、レモネードやビオワイン。
その他にもテリーヌやオムレツなどの単品もご用意して下さって
1日だけのFOODイベントを開催しました。
写真のUPが追いついていませんでしたが、やっとこさUP。
こうしてパンの他にもオムレツやサラダ、テリーヌにも
山口さんの木の器をふんだんに使って、ご来店下さった皆様に
お料理と木の器の相性や使い勝手を楽しんで頂きました。
肝心のポタージュスープの写真を撮っていなかった・・・
越冬のニンジンはふかふかと健やかな土の香りがするくらい
力強くてたくましい。それでいてふんわりとしていて、
じんわり沁みるやさしい味わいはさすがオカズデザインなのでした。
レモネードも然り。ぜんぜんとがっていなんですよね。
紅茶の様子も追ってUP致しますね。
木の器の扱いを躊躇される方が多いのですが
陶器や磁器、ガラスの器などと同じように
木の器もぜひ食卓に添えて頂けたら嬉しいです。
カラフルな野菜や果物との相性も良いんですよ。
アゲハチョウが
今日は風がさらりとしていて、
散歩していたら、どこまでもぐんぐんと
歩いていけそうなくらい気持ちの良い日となりました。
歩いて10分ほどのお隣りの町、浅草はどうやら大賑わいで
観光客の方が多かったようです。
が、こちら蔵前はのんびりのどかな日曜日となりました。
山口さんの展示も4日目が終了致しました。
木が呼吸をしているからでしょうか。
毎日気持ち良く時間がさらさらと過ぎていきます。
今日は窓を開けていたら、アゲハチョウが店内に迷い込んで来ました。
外と中が一体化しているようで、アゲハチョウも気分が良かったのでしょう。
と、悠長にも思っていられず、
無事に救出して外に逃がしてあげることができました。ホッ。
お店で用意しているドリンクメニューにも
アイスコーヒーとアイスティーを加えました。
お散歩の合間に喉を潤しつつ、
ぜひやさしい木の手触りを楽しんで頂けたら嬉しいです。
6日にはteteriaの大西さんが紅茶をサーブしてくださいます!
ゴールデンウイーク後半も良い時間をお過ごしください。
はじまりました!
昨日から山口さんの展示「座ること たべること」が
始まりました。
朝方まで降り続けた雨も上がり、
蒸し暑いほどの初夏のような陽気となりました。
器はかたち、大きさ、素材、木目…
それぞれ表情の違うものをじっくり
見比べながら選んで下さる方が多くて
嬉しかったです。
本し2日はオカズデザインさんの
FOODイベントの日です。
山口さんや私の私物を使います。
ご予約されていない方にも15:00以降には
ドリンクや軽食をご用意しております。
もちろん作品の展示もご覧いただけますので
ぜひぜひお越し下さい。
設営
本日は設営の為、お休みを頂きました。
雨の中、足を運んで下さった方には
大変申し訳ありませんでした。
半日かかって終えた設営ですが、
また明日の朝陽の中で手直しです。
朝と夜とでは見え方も違うんですよね。
店内は森林浴をしているみたいに
木の良い香りで満たされています。
同じ木でもひとつひとつ木目や色味が微妙に
違って、見比べながら選ぶのは
きっときっと楽しいと思いますよ。
多くお問い合わせを頂いております
雑誌、天然生活に掲載のトレーなども
入荷致しました。
また、2日のFOODイベントですが、
予約分は満席となっておりますが、
15:00以降、ご予約ナシでもお召し上がり頂ける
軽食(ご予約のセットメニューとは別のものとなります)を
オカズデザインさんがご用意して下さることに!
この機会にぜひぜひ。
こちらは無くなり次第、終了致します。
山口さんの展示は明日から11日までです。
期間中のご来店お待ちしております。
夕方からパラパラと
雨が降り始めました。
花壇のオリーブやミント、フェンネル、マーガレットやパンジー。
大して手をかけていないというのに健やかにすくすくと育ってみんな元気。
どこからか飛来してきた種で芽を出したタンポポや芥子の花。
ひょろりと細い茎を風になびかせて健気に小さな花を咲かせている。
降り始めた雨で乾燥していた土も空気もこれで少し潤うかな。
閉店間際に時間指定をお願いしていた山口さんからの荷物が届く。
まるでお引越しのような荷物の山の中、
明日の設営のための下準備を始めたら
スイッチが入ってしまって作業をする手が止まらない・・・
だったけれど、さすがにお腹が空きすぎてそこを今日の作業の止め時とすることに。
手と体を動かしながら、黙々とひとりで準備をしている時間は
嫌いじゃない。というか実はとても好きな時間。
あぁでもない、こうでもないとひとりで考えながら、
展示にいらした方に楽しんで頂けるようにと。
明日は設営のためにお休みを頂いておりますが
1日から始まる展示をどうぞどうぞお楽しみに。
山口さんの展示スタートに向けて
昨日は家に帰って来てから布団に倒れ込むように
9時には就寝。起きたらお昼!?
いくらなんでも寝過ぎ。
目が覚めたのがお昼で、布団から這い出るようにして
起き上がるのにひと苦労。
たまっていた疲れや緊張のようなものが
一気にワーッと出てきたようだ。
半身浴を長めにして遅めの昼食。
展示前にこうしてゆっくりと休息が取れたのは良かった。
必要なことだと体に教えてもらった感じ。
ゴールデンウィークに入っていますが
29日は通常営業
30日は展示の設営のため臨時休業
5/1~5/11は展示期間中につき無休です(最終日の11日のみ17時でclose)
今回のDM撮影は大沼ショージさん
カワウソの空間の中、静かでやわらかな自然光で
撮影して頂きました。
決して甘くなく、それでいてやさしさのある山口さんの作品。
今回FOODイベントをお願いしたオカズデザインの吉岡夫妻は
山口さんとお会いするきっかけをつくってくれました。
そのご縁で今回の展示を実現できることに。
木の器は取り扱いが難しいのでは・・・?
と思われている方も多いようですが、
「自分の手と同じように扱って下さい」
と教えてくれたのは漆作家の宮下智吉さん。
木が乾いてきたなと思ったらオイルでメンテナンス。
(あ、漆とはそこが違いますけれど!)
手もカサカサしてきたらクリームを塗りたくなりますよね。
それと同じです。
期間中はオカズデザイン夫妻が日頃愛用しているトレーも
お預かりさせて頂いて、使うことで生まれる美しさを
ご覧頂こうと思っております。
山口さんの器を普段から愛用しているという方は本当にまわりに多いのです。
私はもちろん、写真を撮影してくれた大沼さんも。
私の器や山口さんがご自宅使っているカッティングボードも
展示致しますので実際に触れてみて下さい。
1日、2日は山口さんが在廊して下さいます。
サンプルの椅子を基本に、
椅子の脚の長さや素材、座面の革のご相談など
受注生産で山口さんに制作をお願いしますので
椅子のご購入をご検討されている方はこの機会にぜひ。
*ご自宅で使用されるシーンをイメージして
テーブルの高さや置く場所のサイズなどを
メモをされてのご来店もおすすめいたします。
からむし織の里へ
一般的には昨日からゴールデンウィークに突入。
in-kyoはいつもと変わらず日・月と定休日を頂いております。
今日はイチかバチか早起きができたら・・・
と以前からずっと行ってみたかった「からむし織の里」昭和村へ。
目覚ましのアラームをほぼ10分おきにかけたおかげか、
なんとか起きることができ、いざ昭和村へ。
昭和村がどこにあるかというと、福島県の会津地方。
東京から電車で行くならば、
浅草から東武伊勢崎線で会津田島駅まで行き、
そこから生活バスというバスに乗って約45分。
乗り換えも含めるとざっと4時間くらいはかかるでしょうか。
電車でのひとり旅。しかも日帰り。
けれど車窓から見える季節の風景に心踊らされ、
本を読むことすら惜しいほど、飽きることなどありませんでした。
栃木が近づくにつれて田んぼや山の風景が流れるように目に飛び込んでくる。
水を張られただけのたんぼがあるかと思えば
すでに小さな苗が緑の点線を作っている土地も。
サクラや新緑が山を覆うようにほわほわと柔らかく、
生まれたての赤ちゃんのようだった。
鬼怒川温泉駅で日光方面と会津方面に電車は別れ、
会津方面行の電車に乗り換え。
小さな駅舎がかわいらしい駅が続く。
電車を降りてからの生活バスの道も良かった。
田島の駅周辺の桜はようやく咲き始めたという様子で八分咲き。
ずんずんと山道へ進むと、白樺林の両脇にはまだまだ雪が残っていて、
白い林は異国のようだった。
そんな道を進みながらバスの運転手さんが
まるでタクシーみたいに気軽に会話を交わしてくれて。
それがまた土地の言葉だからか
、どこかホッと和ませてくれるのだ。
↑
からむし織ののれん
もともと「からむし織」というものを私が知るきっかけとなったのは
からむし織の作家・ますみえりこさんに出会ったこと。
からむしという植物を育てて刈り取った後、全て手作業で繊維にし、
細く裂いたものを績み、撚りをかけてはじめて織る為の糸ができあがる。
季節の行事のように、季節に合わせたそのときそのときの作業が決まっていて
まるで季節の恵みのよう。
気が遠くなるようなその作業のことを
ますみさんからお話で聞いていたものの、
やはり百聞は一見に如かず。
「からむし市」のあるこのタイミングでその作業のほんの一部でも
見ることができて良かった。
糸の状態ですら美しいけれど、織り上がったものの肌触りと
凛として上品な美しさと言ったら
いつまでも見とれていたいほど。
ポンと買えるものではないけれど、
あの織物に見合うように歳を重ねられたら
いつか・・・と思えるものに出会えただけでも今は大満足。
車があれば訪れる場所は他にも色々あったのだろうけれど、
帰りの生活バスがやってくるまでの数時間は
工芸博物館を見たり、地元の郷土料理を食べたり、
近くを散歩したりしてのんびり過ごす。
頭の中を空っぽにして、ただただ自然の美しさに見とれて。
そんな風に過ごしたからか、頭も体もゆるんだようで、
帰りのバスも電車もほぼ爆睡。
ちょっともったいないような気もしたけれど
休日らしい贅沢な一日だったかもしれない。
昭和村の桜の開花はこれから。
今は山の中で水芭蕉が満開なのだとか。
スナックちえ
今朝はとある雑誌の取材で
in-kyoの朝の風景を。
そんなこんなで昨夜はお店が終わってから
その準備やらなんやらで深夜まで作業。
今回の企画のお話を下さったのは一田憲子さん
写真は大沼ショージさん。
一田さんとの出会いはかれこれ10年近く前になるんだろうか?
雑誌の取材を受けるのはまだ2度目とかそれくらいの頃で
しかもお会いしたことも無い方からお話を頂くのは
たしかあのときが初めてだった。
聞かれた質問に対してポーンと自分の意見を自分の言葉で
返すことがなかなかできず(それは今もだけれど)
ずいぶんお手間を取らせたことを覚えています。
あれから何年も経っても、何かあるごとにお声をかけて頂いて
有り難いことです。
写真の大沼ショージさんはご近所カワウソという写真事務所を
同じくカメラマンの萬田康文さんと構え、家族のようにつきあう一人。
in-kyoのことも十分にわかっていて、陽の光の入り方まで熟知してくれているから
私は撮影ということに緊張することなく、ただ作業に没頭できる。
そんなお二人に応えるための準備は深夜だろうが苦にならない。
むしろ楽しさが勝ってしまってる。
体が勝手に動いてしまう。理屈じゃなくてそんなもんなんだろうな。
雑誌の発売日などはまたあらためてお知らせします。
お店が終わってからは、日中やり終えなかった仕事に集中。
お腹が空きすぎたのでお店で山崎さんちのお米を炊くことに。
多めに炊いてカワウソへ塩むすびの差し入れでもするかぁと
大沼さんにメールをすると、食べに来ると言うので
急遽スナックちえ?開店?
タケノコの酢醤油炒め煮を作ったり、撮影に使った豆のサラダを出したり。
大サービス?で倍麹味噌(さとのわのイベントで頂いた倍の麹を使って仕込んだ味噌)
をおむすびに乗せたものを作ったり。
簡単なものとビールしかなかったけれど、
二人で食べる夕餉はなんだか豊かだった。
まるで長屋みたいだ。
サクッと食べ終えて仕事ももうひと踏ん張りしようと思える。
家族のような仲間がいるって支えだ。