あれ?
さっき朝だと思ったのにもう夜なの?
と思うくらい目まぐるしく一日が過ぎて行く。
それだけ充実していると思えばありがたいことなんだけれど。
時計の針よ、もう少し遅く進んでもいいんじゃないの?
月曜日の定休日は
めずらしく日・月の定休日をゆっくり過ごす。
お店をやっていると、お店が休みでもやることは
けっこうあって完全に休み!ということがなかなかできない。
これは実家が自営業で商売をやっていたので
子供の頃からわかっているというか、
そういうものなのだろうな。と思っていた。
が、身体を壊しては元も子もない。
だからそうなる前に深呼吸をするように強制的休息日。
そんなこんなで久しぶりに(3ヶ月ぶり?)美容院へ。
ショートヘアにしているのだからもう少しマメに
行かないと行けないのだろうけれど、私にしては優秀だと
長いおつきあいの美容院の方に褒められた。
美容院へ行くことは私にとってはマッサージに行くのと匹敵するくらいの
リラクゼーション。最後にドライヤーでセットされる頃には
大概猫のようにウトウトしているらしい。
冬だけど今回もベリーショート。気持ちがいい。
夕方には沼津にある雑貨店halの後藤さんと待ち合わせて
お米農家やまざきさんのチャリティキャラバンが行われていた
神楽坂のフラスコさんへ。閉店近い時間にもかかわらず、
最終日の最後まで大盛況。
この活気と元気と多くの人の愛情が山崎さんの米作りにはもちろん、
同じように被害に遭った方々が、「よし、自分たちも!」と
元気を取り戻すきっかけづくりにつながればいいなぁということも
思った。人の熱が何かを動かすんだなと。
これからも各開催場所に合わせた企画で形態を変えて
チャリティキャラバンは巡回しますのでぜひ足を運んでみて下さい。
私は久しぶりに会えた後藤さんと帰りにお茶をして。
いつもお母さんのようにホッとするような元気をくれる人。
私は同じように何かを返せているんだろうか。
会いたい人にはこうしてちゃんと会える機会がつくられるんだなぁ。
出歩いたけれど、会った人たちにのおかげで
ずいぶんとリラックスさせてもらった休日でした。
さて明日からまた!
久しぶりに西荻窪へ
定休日の日曜日。
色々やらなければならないことが山積みだけど、
背中がガチガチで疲れが溜まっている。
まずは休むことを優先しようと、予定を入れないでいた休日。
が、どこかやっぱり貧乏性というか、
東京にいる間にできること、やりたいことをと考えると
ゴロゴロうだうだもしていられずに、
午前中はゆっくりして、午後から出かけることに。
まずは吉祥寺の「ヒトト」で遅めのお昼ごはん。
こちらのお店はビルの建て直しによって、営業は1月末まで。
混んでいたけれど、いつもの通り美味しくてスタッフの皆さんは
いい笑顔で「いつもの」があたり前にそこにあることが嬉しかった。
錆びた鉄枠の窓や軋む床、急な階段…それらを目で、身体で、
そして匂いなんかもしっかりと記憶に焼きつけておこう。
ビルとそこで働く人たちと。あと少しですがお疲れさまでした。
そしてありがとうございました。
その後は西荻に移動して「みずのそら」で行われている
しゅんしゅんとサイトヲヒデユキさんの展示へ。
穏やかな午後のやわらかい光の中、
ひとつひとつじっくりと作品を見ている間、
常にそこには小峰さんの気配が感じられて
勝手に涙が出てきそうになるのをおさえるのが大変だった。
移転先のお店へ自分からのお祝いにと、迷いに迷って選んだ1点。
眺めていると心がシンと静かになるようで
今思い浮かべるだけでもジワジワと嬉しい。
福島の新しいお店でたくさんの人に見て頂けたらな。
その足で久しぶりの櫓山へ。
忘れられてしまったんじゃないだろうかと思うほど
ご無沙汰していたというのに大嶌さんは変わらない。
自身も、私に対しても以前通り。
つい先週来たかのような応対。それが有難い。
移転の報告に伺ったことを伝えると、
「自分の根っこがしっかりしていれば、どこにいたって
やっていけるでしょ?俺はそう思うよ」ってまるで永ちゃん(YAZAWAです)
のように言って、そしてハグ。
帰りの中央線では気をゆるめると涙があやうくこぼれそうになった。
涙腺がゆるんでいるこの頃。
基本調味料だけで作る
昨日は月イチ蔵前で、in-kyoはここ数年恒例のお振る舞い酒。
それにあわせて角田真秀さんが著書の
「基本調味料だけで作る毎日の献立とおかず」から
西京玉子、鮭のマリネと蕪のマリネを作って用意して下さいました。
簡単シンプルな調味料使いと調理方法なのに、
吟味された調味料が素材の味わいを引き立てて
奥行きのある豊かな美味しさが口の中に広がって。
本に掲載されている料理は15分程度でできるものがほとんどだそうです。
簡単で美味しくて料理をするのがきっと楽しくなる。
そんな料理がたくさんの1冊。
家庭料理で身体も心も健やかな毎日が過ごせそうですよ。
in-kyoに入荷した本はいったん完売してしまいました。
現在出版社にも在庫が無い状態だそうなので
追加対応が出来次第、再入荷致しますので
しばらくお待ちください。
またお振る舞い酒でご用意した日本酒と甘酒は
移転先の三春町のご近所にある酒蔵「仁井田本家」から
送って頂きました。
甘酒は糀と仕込水だけで作られたもので、
しっかりと濃厚なのに後味はスッキリ。
番外 自然酒は解説の通り、メロンのようなフルーティーな
香りと味わいながら、キリッと辛口。
単体で飲んでも美味しいけれど、野菜などの食事との相性も
いいお酒でした。
ご来店下さった皆様、角田真秀さん。
ありがとうございました!
明日は月イチ蔵前
今の場所にお店を引っ越して来てからは、
毎年恒例となっているお振る舞い酒。
今年は福島県の酒蔵「仁井田本家」の
番外自然酒 純米吟醸をご用意致しました。
まだ味見をしていませんがどうやら熟したメロンのような
味わいとの解説。明日が楽しみです。
お酒が苦手、車の運転があり…という方には
自然米の糀と仕込み水だけで作られた甘酒をご用意致しました。
これらに合わせて角田真秀さんが著書の
「基本調味料だけで作る毎日の献立とおかず」の中から
2品を選んでご用意して下さいます。
本の販売も致しますのでぜひこの機会にお越し下さい。
蔵前界隈の各ショップ、アトリエなどでは
楽しい企画で皆様のご来店をお待ちしております。
どうぞお楽しみに。
七草
さすがに年末年始の暴飲暴食、だらだら生活が
見事に身体に反応して重い。
単に体重がというのではなく全体的に。
というわけで2日前からリセット生活をしようと、
夜は白湯だけにしたり、朝ごはん代わりに葛湯にしたり。
その反応がすぐさま出たのか好転反応なのかひどい偏頭痛。
それだけ何かを溜め込んでいたんですなぁ。私の身体よ、ごめんなさい。
頭痛はつらいのですが、どれも我慢してというのでもなく、
そうした方が胃腸はずいぶんとラクで、腹八分目というものが
身にしみて納得。
そんなこんなで今日のお昼ご飯は七草玄米粥。
これで毒出しの手助けをして頂こう。と言いつつ
夜には新年会が…。ま、楽しみな会なんですが。笑
春のような
福島でお正月を過ごしている間に思いがけず一日だけ山形の肘折温泉という
ところにある温泉旅館に夫くんとあんざい果樹園のお父さんお母さんという
不思議な?4人という組み合わせで行ってきました。
例年だったら雪の壁ができるほどの豪雪地帯だそうで、
それが今年は暖冬の影響でせいぜい多いところでも50センチほど。
雪の山道の運転は危ないからとローカル列車の旅で出かけたのですが
車でも大丈夫だったのでは?と思えるくらい。
でもその分列車の旅をのんびり満喫することができて得した気分。
小さな町中に泉質の違う温泉がいくつもある肘折温泉。
炭酸泉のお風呂に入ったり、泊まった旅館のお風呂にゆったりつかったり。
私たちは一泊だというのに時間をたーっぷり贅沢に使えたような
贅沢なひとときでした。
仲井さんからの「親子さんですか?」の問いに
「まぁ似たようなもんです」と曖昧に笑って答える。
私たちが帰ってからもあんざいお父さん、お母さんはまた同じことを聞かれたそう。笑
そりゃそうだ。顔は誰も似ていないけど親子のようでもあり
なんなんだ?って気になってしょうがなかったんだろうな。
東京に帰って来て頭の中が一気に仕事モードになっているけれど、
目をつむれば遠くに見える雪山。
ふわぁー。と言いながらゆるむ温泉を思い浮かべて遠い目に。
さてさてボヤいていないでがんばりますかぁ!
そうそう!
今週末は神楽坂のフラスコさんで「お米農家やまざきチャリティキャラバン@神楽坂フラスコ」が
開催されます(1/9.10.11) in-kyoで開催された内容とはまた違った品揃えを
たーくさん用意しているようですよ。
詳細はフラスコさんのブログをご覧下さい!
新年
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
in-kyoは今日から仕事始め。
年末は私の実家の千葉に行き、元旦の昼間に福島へ移動して
しばらく過ごし、今朝東京に戻ってきました。
新幹線に乗るとあっという間。郡山からだと1時間ちょっと。
戻って来たら歩く速度も時間の流れも早回ししているような
感覚で、気づけば陽が暮れ閉店時間。
ボヤボヤしているうちに終わってしまった…
なんて言いつつ、お店には今日もお客様が足を運んで下さり、
久しぶりに靴のnakamuraご夫妻にも二人揃って会えて
友人たちも立ち寄ってくれて、
仕事始めが楽しい一日となりました。
そんなあっという間なら幸せだ。
ありがとうございます。
寂しかったり嬉しかったり
ワクワクしたり不安になったり。
いろんな感情がぐるぐるとごちゃまぜになってこんがらがって
このままものすごいスピードで日々が過ぎていくのかもしれないけれど、
とにかくひとつひとつ大事に。
今月は日・月定休の通常営業の予定です。
最終営業日は2月21日(日)→早速変更 2月20日(土)を予定しております。
大晦日に
師走とはよく言ったもので、師でもないのに
走り続けた1ヶ月。
今は夫くんと私の実家に一緒に帰り、
コタツに入り、兄も一緒にだらだらとワインを飲みながら
紅白をのんきに見ている。なんだか夢のような状況。
先週末、26日27日の二日間は
「お米農家やまざきチャリティキャラバン@in-kyo」を開催しました。
たくさんの方々にご参加・ご協力を頂いて行った初めての試み。
決して広くはない店内で、しかも常設の商品もある中で
正直どこまで何ができるのだろうかと自信がなかったのですが、
いざ当日になってみると開店前から寒い中並んでくださった方々も
いらしたほど多くのお客様が足を運んで下さいました。
山崎さんちのお餅はもちろん、お米をはじめ米粉や米糠を手にする方の多かったこと。
「何かしたかったけれど、何をしたらいいのかわからなかった。
だから今日は良い機会になりました」
「買う、とか食べることでしかできないけれどそのことで何か支援できれば」
そんな嬉しいお声をかけて下さる方がたくさんいらして
山崎さんはもちろん、私まで元気を頂いた二日間でした。
in-kyoとしては場所の提供しかできませんでしたが、
忙しい年の瀬に足を運んで下さった方々や
参加者の皆さん、当日にお手伝いをしてくださった方々、
また一緒に同時開催の食堂を行ってくれたカワウソのお二人のお陰で
成り立った今回のチャリティです。
そして何より皆さんの笑顔が、厳しい状況でも山崎さんが前へと進む
大きな支えとなるのだろうと思えたこころあたたまる時間でした。
山田さんの歌を聴きながら私まで込み上げてくるものがありました。
本当にみなさまありがとうございます。
年明けには精算を済ませた上でチャリティ金額をこの場でお知らせできたらと
考えております。もう少々お待ちください。
今年は私個人、in-kyoともに大きな変化の年となりました。
大好きなこの場所で、限られた時間の中で自分ができることは何だろう?
そのことだけをひたすら考え続けてやり続けた一年でした。
色々無理もして反省することも多々多々ありますが
それでも今自分ができる精一杯のこと、それだけしかできないのだなと。
これでおしまいなのではなく、まだはじまりの一歩。
明日からまた前へ踏み出して、ときには立ち止まってを
たんたんと続けていこうと思います。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
皆さまが迎える新年が健やかで
ありますことをお祈り申し上げます。
お知らせ
クリスマスですね。
子どもたちの元へはサンタはやって来たのでしょうか?
さて。
もうお手元に届いている方もいらっしゃると思いますが、
以下の文面で、in-kyoの移転のお知らせを
いつもDMをお送りさせて頂いている方々へ
郵送致しました。
明日、明後日は年内最後のしめくくりとなる
「お米農家やまざきチャリティキャラバン」のイベントです。
年末のお忙しい時期かと思いますがぜひお越し下さい。
*******************************************************
in-kyo移転のお知らせ
早いものでもう師走。
ジングルベルの鈴の音よりも、火の用心のかけ声と拍子木が鳴り響く様子が似合う蔵前。
この町でお店を構えて今年の秋で丸8年を無事迎えることができました。
はじめはアノニマ・スタジオの一角に、
そして引っ越しをして現在のタイル貼りの古いビルの1階に。
どちらもそよそよと吹く隅田川からの川風や、季節の匂い、陽射しを感じることができる気持ちの良い空間。そこへこれまでたくさんの方が足を運んで下さいました。
お客様をはじめ、お店を構えたことで知り合った方々、蔵前界隈のみなさん、遠くても近くても距離など関係なくいつも支えてくれている友人、知人、家族のお陰でお店というこの空間、そしてこの町に、深い愛着が年々増していき、これまでなんとかやってこれました。
感謝の気持ちは言葉で簡単には表しきれませんが、この場をお借りして心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
2016年の春に夫が生まれ育ち、現在暮らしている福島へ移住致します。
それに伴いin-kyoも移転を致します。
できることならこの場でずっとおばあちゃんになるまで…そう思って始めたお店です。
大好きな場所や人のいる町から離れることとは、どんなことなのだろう?
正直今は想像もつかないほどです。
お店の移転先は福島県田村郡三春町という場所で、只今オープンに向け準備をしております。
三春は「梅・桃・桜」の花が一度に咲き、三つの春が同時に来るから三春と呼ばれるようになったと言われている美しい場所です。
お店と同じく、暮らしの拠点もこの町に構える予定です。そこでは「くらすこと」を夫と二人で一から本気になってやっていこうと思っています。
その上でお店で扱う器や道具、生活雑貨そして衣類。その他にも心動かす本や写真、絵…etcは何かが少し違ってくるのではないだろうかと考えているのです。
今のお店とそれは、表面上何ら変わりのないものかもしれません。違ってくるだなんて自己満足なだけかもしれません。それでも自分が考える「暮らし」というものが、どんなことなのかを突き詰めてみたいなと。
わがままで頑固、マイペースなわたくしですが、今後ともどうぞあたたかく見守って下さいます様よろしくお願い申し上げます。
【年末年始の営業について】
12/28~1/4 は冬期休業を頂きます。
2016.1/9(土)月イチ蔵前 恒例お振る舞い酒
2/5(金) 6(土) 7(日) 出張たべるとくらしの研究所
*この他にもイベントを企画中です。詳細はHP(https://in-kyo.net)をご覧下さい。
移転先の店舗情報、最終営業日などは決まり次第HPでお知らせ致します。
最後になりましたが、今年も一年大変お世話になりました。
皆さまどうぞ幸せなクリスマスを。
そして心おだやかな新年をお迎え下さい。
2015年師走 晴れ渡る空の日に
in-kyo 長谷川ちえ