昨日はPM7時からアノニマでお店のスケジュールや諸々の打ち合わせ。アノニマに行く前に上野(入谷)の「北山珈琲」というお店に寄って珈琲豆を買い、ひとつはコーヒーの本を送るお約束をしていた早川ユミさんに、近くの郵便局から本と一緒にお送りした。もうひとつは常設展示中の土庵さんに。北山珈琲の豆は以前にsasulaiのK澤くんに教えてもらって最近よく行っている。
オープンを2週間後に控えて、細かな部分の確認をアノニマスタッフの下屋敷さん、南さんも交えて丹治さんと4人でおこなった。アノニマ1Fフロア担当の南さんには私が不在の際のお店のお会計などもお願いしている。南さんは人のあたりがやわらかいし、お話していてなんだかホッとするし安心している。逆に私がスタッフの皆さんに迷惑をかけることのないようにしっかりしなければ。
打ち合わせが終わったら途端にお腹が空いてしまい、自宅までとてもじゃないけどもたなそうだったので「ともすけ」さんへ。めずらしく空いていたのについついカウンターを選んでしまう。ひとりでいらっしゃっていた男性のお客様も「カウンターいいですよね」と、ちょっと席を詰めながら言ってくれる。ほんと。ひとりかふたりならカウンター。
「お腹が空きました~」と言いながら扉を押し開けてカウンターに座り、生ビールを飲んで、ともすけさんの美味しいお料理を頂き・・・至福。嫁入りしたい・・・じゃなかった。この場合はともすけさんのところに婿入りしたいということになるのか。
ウチの方の電車は終電が早く終わってしまう。が、最近は途中の駅から平日は深夜バスというものが出ていて非常に助かっている。昨夜も深夜バス。停車場所が決まっているから(当たり前か)途中下車はさせてくれない。以前に一度、信号待ちで止まった際、運転手さんに頼んでみたけどダメだった。ルートの関係でウチの前をだいぶ通り越してぐるっとまわり、最寄の停留所から10分ほど歩いて戻ってくるようになる。まぁバスのお世話にならないように帰ってくれば良い話なんだけど。
猫の手
DM発送の準備。今までのツケがまわってきたように、住所登録の入力作業に時間がかかっている。目もショボショボし、さっきから目のまわりがピクピクしている。気のせいかもしれないけれど、電磁波をたっぷり浴びているからかぐったりする。沸かしたお湯を魔法瓶に入れて、作業中熱いお茶がいつでも飲めるようにお茶セットを用意しておいたが、寒くなってきたからか結局トイレが近くなって1Fと2Fをパタパタ行ったり来たり。
そんな私を尻目にウチのネコは悠々と昼寝をしている。
「ネコの手も借りたい~!」と寝ているネコにちょっかいを出してはみるものの、実際ネコに手を出されたら大変だ。パソコンをガリガリされて、今データが飛んだらたぶん卒倒してしまう。触らぬ神に・・・か。
今日は午前中にpois e´の平岡あゆみさんから作品が届いた。ちまちまコースターを見てはニヤニヤしてしまう。染色の材料はざくろや私が大好きな胡桃。
そして銀器を製作している早川器物からはニッケルシルバーのコーヒーポットも。in-kyo仕様にフタを少し変えて頂いた。どちらも部屋の目につく場所にしばらく置いて、見るたびに口もとがゆるんでいる。目をピクピクさせながら。
馬喰町ART+EAT
20代の頃、洋服を買いに行くと「そちらでしたらちょっとしたパーティーでも来て行けますよ」という接客をよく受けていた。その度にいぢわる心がはたらいて「ちょっとしたパーティーってどこでやってんの?」と心の中で思っていた。「ちょっとした」ってどういうんだろう?
先日の小谷田くんのオープニングや、アノニマのパーティーなど、「ちょっとした」ではないパーティーがここのところ続いている。
今日は木工の井藤さんに誘って頂いて、馬喰町に今月オープンするカフェ「ART+EAT」のレセプションパーティーにTさんと伺った。今日も「ちょっとした」ではなくとても和やかな楽しいパーティーだった。
こちらの家具は井藤さんが制作したもの。今まで見て知っている井藤さんの作品とは印象が少し違っていて、プリミティブでどっしりとしている。井藤さんの違う顔を見たようだった。それがまたおもしろさでもあるのだけれど。2m以上ある長いテーブルの天板には、棚板として使われていた板のビス穴がそのままになっていたり、別の木でその穴が埋められていたり。
お料理は野菜をたっぷり使うレバノン料理。焼き茄子のディップが香ばしくてとても美味しかった。他にもたくさんのお料理があって、野菜だけでもボリューム感もあるし、赤ワインに合う味付け。
19日からオープンでランチは小野哲平さんの器を使っているそう。オープンしたらまた行ってみよう。今日のパーティーでは井藤さんとTさん以外は初めてお会いする方ばかりだったのだけれど、みなさん気さくでお話がおもしろい。オーナーの武さんのお人柄でしょう。はじめてお会いした早川ユミさんのお話も。教えて頂いたブログも読んでいたら音楽が聞こえてくるようで・・・楽しいし、何より毎日のごはんが美味しそう。いや絶対美味しいはず。
今日の写真は、全く関係ないけどウチで採れたイチヂク。
今年は豊作。味も上々。
アノニマお披露目パーティー
昨夜はアノニマ・スタジオの新オフィスお披露目パーティーだった。たくさんの方々がいらっしゃって、私も先日出来上がってきたばかりのDMを配布させて頂いた。
丹治さんからは前日に「お店の宣伝をして下さい」と言われていたけれど、気持ちばかりが前のめりになっていて、なぜか行く前から(いや、前日から)ずーっと緊張していた。私が緊張するところじゃないのに。
いろいろな方が声をかけてくださって、お店のことも楽しみにしてくださっている。とてもとても、もったいないくらい有り難いことだけれど、ますますネジがキリキリ締まっていく感じ。
緊張で手足が冷たくなっている・・・。と、ガタガタしていたとき、近くにいらっしゃった高山なおみさんにご挨拶させて頂いた。すると高山さんが私の冷たい手をすっぽりと両手で包んで下さって・・・「わぁあったかい」と思った瞬間、わけもわからず涙が出てきそうになった。泣くところじゃないのに。タイミングよく丹治さんのご挨拶が始まったのでグッとこらえたけど。
パーティーは動き回るのもたいへんなくらい人が多かったけど、なぜかイヤな感じは全くなく、みんなが楽しそうにしていて、心からアノニマを祝福しているというシアワセな空気に包まれていた。
パーティーが終わって要らぬ力みもようやく少しゆるんだ頃、米沢亜衣さんの栗をマッシュ状(でも見た目は栗なっている)にしたのと、内田真美さんのチョコレートケーキをパクリ!ゆるんだ体にしみわたった。お、美味しいぃぃ。
今日のお茶時間には、頂いて帰ったマッシュ栗(名前なんだろう?)を、ハーブティーと一緒に頂いた。甘味は栗の甘さだけで塩が効いていてお茶とも合う。
アノニマのあの気持ちいい空気をにごすことなく、私は「in-kyo」づくりに力を注ごう。
さてと。キュキュっと心にハチマキ。
いろいろ歩きまわる
窓を開けると、さらりとした風に乗って庭のキンモクセイの香りが漂ってくる。雨降りのときはもっともったりとしていたのに、今日は軽やかだ。
shopカードとopenのDMが出来上がってきた。DMは実りの季節に合わせて新米の稲穂の写真を撮影したもの。今日は色々な展示を見に行く予定だったので、ちょうど届いたDMも持って出かけた。
今まで出かけるときは、用事は大抵1日1個にしていたけれど、千葉に戻って、特にここ最近はそうもできずに一度に色々と詰め込んでしまっている。一箇所でも十分刺激を受けているのに、さらに移動をするともう頭の中が膨張している感じがする。キャパが狭いんだな。
今日も原宿のZakkaで北出さんの写真展を見てから、移動して恵比寿のEkocaに着いた時点ではもうここでお終いと思っていた。がK原さんとバッタリ会ったことで、もう少し頑張って西荻まで足を延ばす元気が出た。Ekocaでは須藤華順さんの展示を。西荻のギャラリーブリキ星では三谷龍二さんの展示を見に。店内の奥にあった大きな四角のトレーの雰囲気がざくざくしていて力強くてとても素敵だった。今日のうちに西荻まで行けたのもK原さんのお陰だ。ひとりではまた日をあらためて・・・とあきらめていたかもしれない。
帰りには魯山に寄って色々お話を。お店の話だったけれど、人生において何にでもあてはまることだなと思った。大嶌さんは本当に惜しみない人なんだと思う。自分がこの先年齢を重ねたとき、自分より若い人たちに対して果たして同じようにできるだろうか。
美味しい器
昨日は夕方からオカズ夫妻と3人で、本所吾妻橋の「土庵」で行われる小谷田潤氏の個展に伺った。その前にせっかく近くだから、外からでもアノニマ新オフィスを見に行こう!と蔵前駅で待ち合わせにした。土曜日だから中には入れないけれど・・・と不審者のように3人でガラス窓から中を覗き込んでいると、2階の事務所からはぽっかりと光が漏れてくる。丹治さんが休日にお仕事をされていたようだ。ちょこっと中に入れて頂いてオカズ夫妻に「この辺りがお店の場所で・・・」などと説明をしてみる。HPはスタートしたものの、こうして口に出して説明をすることで、お店のことがずっしりと大きな現実のこととして色味を帯びてくる。
アノニマから厩橋を渡って、隅田川に並行するように歩いて20分弱で土庵さんに到着。こちらの2階からもポッとあたたかい灯りと、賑やかな人の声が漏れてきていた。小谷田くんとは「もみじ市」というイベントでご一緒したことがきっかけでお知り合いになった。でもイベント中はゆっくり作品を見ることもできずにいたので、今回の個展を楽しみにしていた。昨日はオープニングパーティーということもあって、そのイベントメンバーもたくさん集合。
パーティーのお料理はすべて小谷田くんの器が使われていて、それは器の姿や手触り、使い心地を自然に楽しむことができる一番贅沢な状態で、なんだかじーんとしてしまった。お料理も美味しくて(また食べ終わってから写真を撮っていないことに気づき・・・)そのテーブルを囲むみんなも楽しそうで・・・。何より本人がとても嬉しそうだった。私もほろ酔いながらも1点1点じっくりと手に取って作品を見ることができた。色々と考えた末に土鍋を。そろそろ鍋の季節。
10/27、28にもみじ市が行われます。
詳しくは
http://tegamisha.cocolog-nifty.com/momiji07/
また10/20~24 経堂のROBA ROBA caféにて
友人の四分一亜紀さん(もみじ市にも出展 ! )が展示を行います。こちらもぜひ
http://www15.ocn.ne.jp/~robaroba
地元の小さな骨董市
涼しくなってきたからか、いくらでも眠れそうなくらい布団の中が気持ちいい。自分の部屋には時計が無いから目覚ましはラジオのタイマーと携帯の目覚まし5分おき×3回セットしている。それなのになかなか起きることができない。早起きをしたらいろんなことがたくさんできるのもわかっているというのに・・・。毎朝起きるたびに反省している今日この頃。
今朝もそうだった。地元の駅の近くでは月に1度、骨董市が行われている。ちいさな市なので毎回掘り出し物があるわけではないのだけれど(どちらかというと何もないときが多いかも) 歩いてもすぐなので行けるときはなるべくのぞくようにしている。
真っ暗なうちに行かなくても、8時頃にポツポツとものが並びはじめるくらいだから余裕のはずなのに、目覚めたら10時・・・。すっかり出遅れもいいところ。かなりショックでもう今日はやめようかとも思ったが、思い直して化粧もせずに慌てて出かけた。案の定、特別な掘り出し物はなかったのだけれど、ちょっとしたみっけものをお気に入りのおじさんのところで。
骨董とは別のお楽しみとしては、おばちゃんがおむすびを売っていたり、産直のお魚や果物も売っていること。ここのアサリごはんやイカ飯。気になりながら今まで手が出せずにいたけれど、涼しくなってきたことだし来月こそは早起きしてチャレンジしてみようっと。
HPがスタート
つい最近まで暑い暑いと思っていたのに、カレンダーはもう10月。 お店のオープンも1ヶ月を切ったことになる。いくらのんきな私でもやはり焦る。かなり焦っている。深い井戸へ石をすとーんと放り投げるみたいに、気持ちが落ちていくときも無くはないけれど、そうしている以上にやることはたくさんある。具体的にやることがあるということはいいことだ。ひたすらまっすぐそこへ向かって行けば良いのだから。そんなわけで、ここのところのいろんな状況をまるごと楽しもうと思っているし、実際今までとは違った面白味を感じている。
オカズデザインのお陰で本日からHPがスタートしました。先日の沼津・halさんでのイベントでは「10/1からUPです!」などと張り切って言っていたのに、私の作業がおぼつかなく、結局今日からになってしまいました。本当に申し訳ありません。日記もそれまでのものをさかのぼってアップしておりますのでまだまだ時間がズレておりますが・・・。
お店のオープンまでには日記もタイムリーなものにしますので。
これでアナログ人間脱出か!
木のキャッシュトレー
先日、発注をお願いした作品について
木工の渡邊浩幸さんと電話をしていた。
「こんな感じ」とか「こっちよりもうちょっと
深さがあるといい」とか。電話やメールよりも、
たとえ言葉は拙かったとしても直接会ってでしか
伝わらない空気というものがきっとあるのだと思う。
電話ではどうにも・・・という段になって「じゃあ
今から車で行きます」と渡邊さん。あっそうか。
家が近かったんだとようやくそこで気づく。
1時間後に家にやってきた渡邊さんに、サンプルを
色々見せて頂いた。そこであれこれ私の言葉を
もとにノートへササッとスケッチ。電話だけでは
こうスムーズにはいかなかっただろう。ササッと
スケッチをする渡邊さんにも「すごいなぁ。
先生っぽいなぁ」と妙に感心。まぁ先生も実際
されているんですけど。打ち合わせも無事終えて
コーヒーを飲みながらひと落ち着き。すると帰り際、
「もう用意しているかもしれないけどこれ良かったら
お店で・・・」と渡邊さんから手渡されたものは
キャッシュトレー用のお皿と大きなトレー。
まだまだそこまで気がまわっていなくて、
準備などしているはずもなく・・・。本当に嬉しい
頂きものでびっくりした。大きなトレーの方は
裏に手彫りの部分があって指の収まりが良く、
滑らず持ちやすいようになっている。これから
お店で大切に使わせて頂きます。私もこんな風に
ササッと気の利く人間になりたい。
そして今日は、渡邊さんともうすぐ結婚をする
真琴ちゃんのふたりにつくばへ連れて行ってもらう。
つくば山の麓にある美味しいお蕎麦屋さん
(かなりお話好き店主だけど)や、久しぶりに
Shingoster LIVINGへ行って伊藤夫妻に会うことも
できたし、近所に住むよしぼーにも声をかけて
お茶もすることができた。車さえ運転できれば
普段の行動範囲もかなり広がることはわかって
いるけど、ペーパードライバーはもうコワクて
なかなかそれができない。
私が運転できればチームちばらぎ(千葉+茨城)が
結成できるのに。
肩の力を抜いて
今日はウチの近所に住んでいる M君の車で
地元ツアー。 Fさん・N子さんも一緒の
はずだったけれど、急なお仕事で、二人は次回に
またぜひということに。 そんな訳で期せずして
若者とデート?
ペーパードライバーということもあって、普段は
歩きか自転車ばかり。地元のことは案外と知らない
ということは、千葉へ戻ってきてからあらためて
気づかされたこと。思いがけない場所にある
ギャラリーや美味しい野菜の直売所とか。
そこで買ったトマトでセミドライトマトを作ろう・・・。
おじいちゃんとおばあちゃんに頂いた栗で
栗ごはんと渋皮煮も。
この日はレイトショーで「めがね」も観た。
まだ上映中なので詳しくは書かないけれど、
「何が自由か知っている」人たちのおはなし。
とにかく出てくる食べものがどれも美味しそうで
お腹が空いてしまうから空腹で行ったらキケンかも。
映画に出てくるキッチンは光や風が入ってきて、
使いやすそうで清潔で・・・理想のキッチンです。
もたいさんがあずきを煮るところも好きなシーン。
DVDが出たら「かもめ食堂」と続けてもう一度見たい。
そしてメルシー体操をマスターする。
ザワザワとしていた合間にこういう1日があると、
肩に入れていた力がなんだかフワッと抜けるような
気がする。地元を満喫して灯台下暗しにも気づく。