春らしくあたたかな一日。
昨日、今日は入り口の扉を開けたままに
していましたが、暖房いらずで快適。
開店前に掃除をしている間は、音楽もかけずにいると
外でツバメやスズメ、ウグイスなどの鳥たちの鳴き声が
聞こえてきて本当に心地が良いのです。
今朝はお掃除前にまた裏山へ登って
山の桜の様子を偵察に。
まだまだこれからといったところですが、
ふわふわと薄紅色が徐々に濃くなってきて、
なんともいえない美しさ。
遠方からわざわざいらした方に、
少しでも自分が今知っている景色や場所を
ご案内できたらなぁ。
そんなわけでウォーキングと称して
朝の少しの時間を使って見所探しの散策です。
そういえば、つい先日東京へ日帰り出張をしたときに
上野に到着してほんの少し時間があったので美術館へ。
さぁて何を観ようか…と考えて、本当は国立博物館の
「茶の湯」展を見るつもりが、東京藝大美術館で行われていた
「雪村」展に変更。
というのも雪村は晩年を三春で過ごしたといわれる水墨画家。
これは何かのご縁ですねと思い、観に行った展示が
もっともっとゆっくり観たかったと思うほど充実の展示で
じんわりそ染み入るような感動がありました。
雪村はきっとユーモアセンスのある人だったんじゃないかな?
なんて想像しながら観ていたので、水墨画について
何の知識や先入観が無くても(無いだけに?)
素直に楽しめました。興味のある方はぜひ。
三春の駅の近くには、雪村庵という鄙びた小屋が現存しています。
(建物の中には入れませんが)
そこに花を咲かせる枝垂れ桜がそれこそ水墨画のようで
とても美しいんですよ。