ジャガイモ

見て見ぬふりというか、雨のせいにして手をつけられていなかった
一坪畑の草取り。
この梅雨時の雨と晴れ間の繰り返しで、雑草の勢いが凄まじく、
ジャガイモやその他の野菜の姿が埋もれてしまっていた。
風通しを良くしてあげないと、せっかくの野菜たちも
さすがに病気になってしまうだろうと、重い腰を上げて草取り。

案の定、草で覆われて陽が当たらず風通しも悪くなっていたキュウリは、
ツルを伸ばす前に埋もれて湿気によって苗が腐ってしまっていたし、
ジャガイモもあんなにたくさん植えたのに、地上の茎や葉はだいぶ弱っていた。
が、試しに掘り起こしてみると、土の中からごろんごろんとかわいい姿。
ほとんど手を加えてなどいないのに、こんなにたくましく育ってくれるとは。
ありがたや、ありがたや。

早速晩ごはんにフライドポテト。角田真秀さんの本通り、最初に塩茹でをしてから
揚げると、まわりはカリッと、中はほっくり、しっとりそのままで美味しく食べられる。
手間暇かけて育てていたわけではないけれど、贔屓目なしでおいしい。
玄関を出て数歩で収穫できるんだから、贅沢といえば贅沢。
食卓にはしばらくはジャガイモが続きそう。

この他にも雑草畑から救出されたものは、ミニトマトやかろうじて実を付けたキュウリ。
小さな間引き人参。枝豆がいくつかサヤをつけていたけれど、どうかな。
一喜一憂の実験畑。