師も走る…と言われる師走ですが
例年に比べると、意味なく忙しない気分からは開放されていて
すでにどこか新年を迎えてしまったかのように心が落ち着いている。
あ、これも意味なくなんですが。
寒さが少し緩んだ今日の陽射しがそう感じさせてくれたのか。
窓の外を見ると、バスを待つおばあちゃんがベンチに両手をついて、
片足ずつ交互にアキレス腱を伸ばしている。
なんてのどかな景色。
まぁ今年一年を振り返れば、前半がものすごいスピードの中、
やることが山盛りで猛ダッシュをしていたようなものだから
それに比べればそりゃあゆるやかに感じられてあたり前か。
昨年の今頃はin-kyoの今の物件を夫君が見つけ、
色々な手続きや打ち合わせが始まった頃だった。
決まるか決まらないか未確定なことばかり。駒形のお店のことも
全てが同時進行で頭も体も忙しく、気持ちは休まることはなかった。
が、そんなときにまわりにいてくれた友人たちに本当に本当に助けてもらった。
泣いたり、弱音をはいたり。
あたたかな食事と美味しいお酒。
最後にはアハハと笑って、さて頑張るしかないか!と思わせてくれた。
そうさせてくれた仲間がいてくれたから今の自分があるのだとつくづく。
感謝しきれないものをたくさんもらっている。
お金持ちではないけれど、これは大きな財産だと思っている。
モノでは返せないのでこれはもう感謝の気持ちを忘れないでいるしかない。
と、常々思っているのだけれど、
少し早い1年のしめくくりにあらためて。
12月は走るんじゃなくて、そうやって立ち止まって
あらためて感謝をする月にこれからはしていきたい。