冬の皿

今日はお店が終わってからアノニマキッチンスペースで行われた
冷水希三子さんの食堂イベント「冬の皿」のお手伝い。
実はこのお手伝いをするということを口実に?
つい先日冷水さんのご自宅で本日のメニューの
試食をさせて頂いたのです。
いやはやー。
なんて気持ちを豊かにさせてくれる料理なんでしょう。
私のまわりでお料理の仕事をしている人たちはみんなそうなんだけど、
料理の味以上の美味しさというか、豊かさというか
そういったエッセンス?スパイス?を与えてくれる人たちばかりで・・・
冷水さんもそのひとり。魔法の手?
冷水さんはお話をしているだけでも気持がまるくなるというか、
穏やかになるんですよね。
お手伝いしていてもお客様が美味しそうに、
幸せそうにお料理を召し上がっている様子を
見ているのが本当に楽しかったです。
「そうですよね、そうですよね」って一緒になって食事をしているような
気になっていました。
そんな疑似体験をしていたからか、いつもだったら
お店が終わる頃の時間になるとお腹が空いて仕方ないんだけど、
今日は気持ちが満たされていたからか、不思議とお腹が空いていないというか・・・
本当は空いていたんだけどすっかり忘れてた。
で、イベントが終わってからはみんなでアノニマの近くの
ビストロカンパーニュへ。
やっぱりお腹は空いてました。フランス人並みに?たらふく食べました。
うっひゃー。食べ過ぎ。
ここのところ風邪ひきメニューだったので
久々ガッツーンとしたものを食べた。
食後に消化促進!と思ってコーヒーを飲んだけど
家に帰ってなかなか満腹感が収まらないので
梅醤番茶を。これを飲むと二日酔いにならないし、
消化を助けてくれるようで・・・
「冬の皿」
ひとつのテーブルを囲んで、最初はちょこっとぎこちない空気があっても
お料理やお酒がすすむにつれて、テーブルもお皿の中も
同じように一体感が生まれていくようだった。
ご本人も気づいていないかもしれないけど、
一枚のお皿の中でひとつひとつのお料理がまじり合って、
そこにしか無いそれぞれの味が生まれてたんですよね。
食べ物って本当にすごいなぁ。
外の寒さも忘れるくらい、あたたかい時間でした。

寝だめ

寝だめはできると信じて寝たら、できているような気がしています。
信じるのがまず大事。
ただ気になるのが「ねだめ」を漢字変換すると最初に出てくるのが
「寝駄目」・・・駄目って・・・。いえいえ駄目じゃありません。と
また自分に言い聞かせる。
のどの痛みもほぼ消えて今は鼻。
アノニマ南さんのティッシュをたくさん使ってしまった。
明日買ってお返ししなければ。
普段、薬をあまり飲まないせいか
頂いた薬は漢方系のものらしいけれど
効き目が早い気がする。のどのグリグリも効いたようだ。
子供の頃はしょっちゅう熱を出してしょっちゅう
幼稚園や小学校を休んでいた。
家にある本を読み切ってしまうと、退屈で退屈で
でも熱があるから寝ていなくてはいけなくて・・・
そんなときにうなされるように見る夢はいつも一緒だった。
今思い出してもちょっと苦しい。
どんな夢だったか今でもはっきり思い出せるのに、
いつの頃からかパタリと見なくなった。
そういえば熱冷ましの薬も恐怖だったな。

寝だめはできるのかできないのか。

今日は自宅で朝から撮影。
外はずいぶんと寒いようだったけど
冬の光がやわらかできれいで
ピカピカしていた。
いい天気だったなぁ。
撮影が終わったあと、
おむすびとレンコンのすりながしのおみをつけ。
イチゴのマリネというお昼ごはんをみんなで食べる。
で、みなさんが帰った後、昼寝のつもりで布団に入って
目覚めたのが7時。4時間くらい寝てしまった。
で、夕飯はあるもので済ませて今日も早々に寝るつもり。
風邪には睡眠が必要。
今朝のラジオのニュースで、普段、睡眠不足の人は集中力が低下していき、
それを1日だけ睡眠を多く取っても回復はしないとかなんとかということを
言っていた。寝だめはできないと。
そうなんだろうか・・・
できると信じて寝だめします。 

ガクンと。

昨夜はちっともなんともなかったのに
今朝起きたら扁桃腺が少し腫れてる。
昨日の寒さのためか?
「ちっともなんとも」なんかじゃなくって
一昨日あたりから寒い寒いと言っていたのは
気温のせいばかりじゃなかったのかも。
来週には成田さんの個展が控えている。
というわけで用心には用心を重ねて早退して病院へ。
病院ではのどの奥の方に長ーい綿棒のようなもので
グリグリと薬を塗られた。
「うぇっ」
と、一瞬涙目。
お医者さんってなんであんなに容赦ないんだろう?
ま、みんなじゃないだろうけど。
インフルエンザじゃなくて良かったー。
それに食欲が衰えていないのも有り難い。
が、消化が良さそうであったまるものをと思って
鶏手羽と下仁田ネギと生姜をたっぷり使ったおかゆを。
身体がポカポカして偏頭痛が和らいだ。
明日は撮影があり・・・
用意は終わったし、今日はこのまま早めに寝てしまおう。

みぞれ混じりの

蔵前では一時みぞれ混じりの雨が降っていた。
寒いわけだな。
何やっててもしんしんと下から冷えてくる。
靴下も重ね履き。腰にはカイロ。洋服もかなり重ね着してるけど
今日はさすがに冷え冷え。
ちょこっとアノニマ南さんにお店のお留守番をお願いして
昼間、谷中の松野屋さんへお祝いに。
ホッとするあったかいお店です。
もう何年も前からそこにあったような佇まい。
あ、奥様のきぬ子さんがやっていた「nuicoto」という
お店があった場所でもあるのですが、拡張&改装をして天井も高くなって
またずいぶんと印象も変わっているので谷中散策の際はぜひぜひ。

明日は

「谷中松野屋」のOPEN日です!

すみません!本日はオープニングパーティで
正式オープンは13日でした(汗)失礼しました。
いつも大変お世話になっている荒物問屋の松野屋さん。
東日本橋のお店はカゴや雑貨が賑やかに並んでいますが
ここは問屋さん。普段は小売りはしておりません。
が、谷中に直営の小売のお店がOPENすることに!
お店の名前は「谷中松野屋」
日暮里駅下車。通称・夕焼けだんだんのすぐ手前。
明日は午後にちょこっとお祝いで顔を出す予定です。
どんなお店になったのか楽しみ楽しみ。
今日は曇り空の寒い一日で、
家にこもって朝から事務仕事。
ちょっとのつもりで夜中に見始めた「いのちの食べかた」のDVD。
音楽も会話も解説もなく、淡々と静かに続く映像が
かえってこちらに大きなものを投げかけてくる。
ゼロではないということをこの頃考えている。
全く知らないというゼロ。
ほんのわずか0.1でもゼロではないということは大事だなぁと
つい最近まったく別のことについて思っていたこととつながった。
なんだか頭が冴えてしまってめずらしくすぐには眠れそうにないけれど
見ておいて良かった。

髪を切りに

マメに美容院へ行く方ではないのだけど、
短くしたものだから少し伸びただけで気になって
めずらしく1カ月ぶりに美容院へ。
と、自分も思っていたけれど美容院でも
「めずらしく早いですね」と言われる。
前回よりも短くしたので首のあたりがスースー。
美容院へ行った後というのは美容院ならではのいい匂いがする。
いつまでもその香りが髪に残っていて気持ちがいい。
シャンプー?最後に髪につけてくれるヘアクリーム?いい匂いだなぁ。
帰りに恵比寿の写真美術館へ。
ここでばったりMさんに会いそうな気がしたので
(偶然同じ日に同じ場所にいることがとても多いので)
メールをしてみたけど今日はハズレ。
でも昨日だったら会っていたみたい!うわっ。
せっかくだからと新宿で待ち合わせをしてゴハンを。
定食屋さん→駅地下のベルクというお気に入りのコース。
どちらも雑雑しているし、タバコ臭かったりもするんだけど
どういうわけか妙に落ち着く。

寄港地

久しぶりに会う友人が家族で来てくれた。
会社勤めをしていた頃の同期でかれこれ20年来の友人。
上のお姉ちゃんはこの春中学に入学!?とか。
うーん。歳を取るわけよねぇという言葉がつい出てしまう。
私にもそれぐらいの子がいてもおかしくないってことか。
はぁぁぁ。
子供たちと一緒になって遊ぶ方ならまかせといて!なんだけど。
そしてその後にも10年ぶりくらい?の再会が。
彼女は博多から東京に越してきていたとかで・・・
お店をやっていたからまた会えたんだろうなぁ。
そして陶芸家の柴代くんも久々やってきて。
今日はそんな日。
まるでお店が港になったような一日。
晩ごはんで食べた下仁田ネギがとろけるように甘くて
とっても美味しかったのでここにメモ。
焼きナスのように網で焼いて焦げたところだけ剝いて
オリーブオイルと塩。
レモンをかけたりしても美味しいけど
まるまると太った下仁田ネギはあれこれしなくても
十分美味しいのでごくごくシンプルに。
エライなぁネギ。こんなに美味しくて。

始動

お店の冬期休業(冬眠?)も終わって今日から始動。
お馴染みのお客様や屋久島から帰郷でいらっしゃったご夫妻。
夕方には大阪でSHELFという素敵なギャラリーをされているU夫妻も。
ここのところ家にこもってひとりでいる時間が長かったので
人に会うことでエネルギーが良いかたちで循環したような・・・
お店にお客様が来て下さるだけでも有り難いことだなぁと
しみじみ味わうことができた一日。
お店が終わってから今日は早めに家に帰り、
無性にお魚が食べたくなってイワシを買う。
買ったもののスーパーから家に帰るまでに
イワシ、イワシ、イワシ・・・
どう料理しようかあれこれ悩む。
結局気分にしっくりきたのがイワシの揚げ浸し。
浸し液に黒酢を入れてちょっと酸味を加えてみた。
が、これがすごく美味しくできた!・・・という気になっている。
あとはマイタケのおみおつけと生の春菊に熱したごま油としょうが醤油をかけたの。
それに白菜とリンゴの浅漬け柚子風味。玄米ご飯ときゅうりのぬか漬け。
なんだか今日は食べもののことしか考えないで
作っていたら、簡単なものばかりだけどどれも美味しくできた。
ひとりで作るのも食べるのもこの満足感が大事なんだろうなぁ。
昨日の日記。
必要なことだけを~ じゃなくて、「必要なことに集中して~」だな。
そしてそして。お知らせになりますが
アノニマ・スタジオの連載ページ「瓢箪からコーヒー」が更新されました。
今回はフルーツジュース専門の喫茶店のお話です。
お知らせその2。
InRed2月号が発売しました。
連載「台所ことこと」の今回は「おでん」です。
ページいっぱいからクツクツと具が煮える音や香りが伝わってきます!
このページで料理を担当されているオカズデザインさんたちは
来月公開予定の映画「食堂かたつむり」でお料理も担当しています。
小川糸さんの著書「食堂かたつむり」が原作です。
そしてなんとオカズデザインさんによるそのレシピ本も出版されるとのこと。
どうぞどうぞお楽しみに。(私も楽しみ)

七草粥を食べて

昨日の晩ごはんで作った茹で豚の茹で汁を使って
今朝は暦どおりに七草粥。
塩で味を調えてごま油を香りづけにひとたらし。
ご飯は玄米なのでプチプチした歯触りも残っていて美味しい。
↓これが
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↓こうなりました。
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年末からの食べすぎも冬休みも今日でリセット。
明日からin-kyoの2010年が始動します。
今日はお店の取材で午前中にin-kyoへ。
思いがけずカメラマンがAさんだったので
久々の再会が嬉しくて話に花が咲く。
学研からのムック本。
どんな1冊になるのかとても楽しみ。
取材終了後は品出しや、掃除など明日の準備を。
明日はcimaiの初荷が届く。
実家は商売をしていて、私が子供の頃は
初荷はメーカーの人が車に積んで運んで来てくれた。
荷物には「初荷」の小旗を付けて、
メーカーの人たちはワイシャツの上に
赤い法被を羽織っていたっけ。
で、「お手を拝借!」の掛け声がかかると
三本締めの拍手が始まる。
あの大人の大声が昔は苦手だった。
本当に人見知りだったのだ(ほんとうに。)
明日の初荷はいつもの通りヤマトさん。
三本締めもありません。
あったら本当に困惑しますから。
家に戻ってからは編集の方との打ち合わせ。
雑談もしながら今後のご相談を。
和やかに会話をしながらもあらためて
ピンと背筋が伸びる感じ。気を引き締めていかねば。
心静かに。
必要なことだけをひとつひとつ大事にやっていく。
ただそれだけですが、とにかく今年はそんなひたむきな一年にしたいと思います。
明日からまたどうぞよろしくお願いいたします。