今日は久しぶりにゆっくりMちゃんとKさんに会うことができた。
妊婦さんとなったMちゃん。
私はすっかり親戚のおばちゃん気分。
いや、おばちゃんというより、
ひとつひとつの話を聞いては
喜んだり心配していることを思うと「夫か!私は」と
自分を突っ込みたくなってくる。
まぁとにかくそれくらい自分の事のように嬉しい出来事なのだ。
そんなわけで今日はベビー服(これがまたすごくかわいい)を見たり、お茶をしながらおしゃべりしたりという「女子」の時間をたっぷり堪能した。
子供服の販売のお仕事をしていた頃、お客さまに
「夢のあるお仕事ですね」と言われることがよくあったのだけど、当時は実はあまりピンときていなかった。
それが今日、自分の口からその言葉がするりと出てきてハッとした。今になってようやく。
プチンプチンと音がするくらい生命力にあふれている子供たち。ぴかぴかの命を目の当たりにしていたんだなと。
私のまわりは昨年から今年にかけてベビーラッシュ。
昨日もW夫妻が3ヶ月になる満ちるちゃんを連れて
お店に来てくれた。それに3月にはAちゃんも出産。
乳母は(正確には乳母にはなれないんだけど気持ちの上でうば)は忙しいわぁ。でも嬉しい忙しさ。
つくば大学へ
行ってきました。
お話してきました。
話し始め、最初の10分は久々頭の中が真っ白になってしまって
自分が何しゃべってんだかわからないくらい緊張してしまった。
内容は「道具としての器」ということで
写真をプロジェクターで見せながらお話を
進めていくことに加えて、コーヒーをいれるところも
器との取り合わせ、その他の道具や香り、作業などを
見て頂くために行ったのですが・・・。
昨日受講してくれた生徒さんは18、19歳くらいの方々だったそうで、
この先の人生、いろんな可能性を秘めているわけで・・・
その中のたった一人にでも
何かが伝わったとか、興味を持つとっかかりになればいいのだけど。
家に帰ってひとりになってから
「あれを言い忘れた!」
「このことを伝えるならこうすれば良かった」などなど。
一人反省会をしていたら体はくったりしているのに
頭が冴えてきてしまってなかなか寝付けなかった。
まぁ昨夜はそんな風ではあったけど、
この先2度とこういうことは無いだろうことを思うと、
本当に貴重な機会を頂いたなぁとM先生には感謝しきり。
人に何かを伝えていくという上で、とても良い勉強になりました。
それに講義の前後にはM先生に校内を案内して頂いたのだけど、
緊張と反省の中でもそれがとっても楽しくて楽しくて。
工房や、卒業制作途中の作品を見せて頂いたり、
とにかく学校という空気に触れるのが新鮮で
今だったらもう少し熱心に授業が受けられそうな気がした。
筑波大の敷地は非常に広くて移動は車じゃないと無理だそう。
校内にはバスも通っているとか。
いつかまた今度は純粋に見学だけで伺いたいなぁ。
と、やはり私はどこか能天気。ほんとに反省したのか?と疑われそうですが。
18、19歳といえば私が20歳で子供を産んでいたとしたら
息子、娘でもおかしくない年齢の皆さん。
年齢ばかり重ねて大人になりきれてない自分。
もう少ししっかりしないと。
ろくろ作業を見学に。
先日の休みのこと。
漆作家の宮っちこと宮下くんから電話が入った。
「大学で行う今期のろくろ作業が仕事納めになるので見に来ませんか?」と。
「ぜひともぜひとも」と、月曜日に伺うことにした。
宮っちは東京芸大を昨年卒業したのだけど、
木地を作るろくろ作業だけはその後も大学の工房を借りていた。
それも今年からは自分の工房を構えるとのこと。
制作は生地から漆を塗るまで分業にはせず全て自分で行っている。
以前にご自宅の漆の作業場を見せて頂いたことがあるけれど、
コックピットのように半径1m以内で作業が済むような、
それでいてきちんと整頓されていて、ワクワクするような心地よい空間だった。
芸大へは卒業制作の展示を観に行ったことはあっても
校内に入るのは初めて。
校門のところまでは宮っちが迎えに来てくれた。
「ついさっきまで作業をやっていたんです!」って感じで木の削りカスがついたまま。
なんだかそれが学校という校舎独特の匂いと相まって微笑ましかった。
で、さっそくキョロキョロと工房内を見学。
見るもの見るものを質問攻めにして説明してもらう。
作業もひととおり見せて頂いた。
使う道具自体も自分で作っているというから
つくづく自分の手でモノづくりができる人たちを尊敬してしまう。
「器を作っているときは、ぴったり同じかたちのものをいくつ作ろうとか
そういうことは考えていなくて、食べものは何が合うだろうかとか
使う人がどう使うかということを想像したりしてるんです。」
宮っちがぽつぽつと話すそういうことばを
お店で、そしていつか本の中で伝えられたらと思う。
つくり手のことばが自分が考えていることと近かったり、
全く別の視点からとらえていたり、それを聞けるのが面白い。
で、ここのところ大学づいているのだけど、
実は明日、筑波大でな、なんとわたくしがお話をすることに!
授業などと大それたものではなくてあくまでも「お話」
ひゅぅぅ久々緊張。
行ってきました。
レオナール・フジタ展行ってきました!
展示内容が大充実で、頭に酸素がいかないくらい
興奮してしまった。
深みのある白って表現は変な気もするけど
でもその深みに吸い込まれて手を触れたくなるような乳白色だった。
創作意欲というのかな、特に晩年の礼拝堂に注ぐエネルギーには圧倒されて
ぽかーんとしたまま美術館を後にした。
今回はアトリエの模型や礼拝堂の模型の展示もあり、
ちまちま好きにはたまりませんよ。
面白かったのはタコを口にくわえて嬉々としている猫。
タコ捕まえられたらそりゃ嬉しいよね。というのも見どころ?
18日まで上野の森美術館で開催しているのでお時間がある方はぜひ。
昨日は風が冷たくて冷たくて。
でもここまで来たら・・・と湯島方面まで歩いてかりんとうの「花月」へ
ちょこっとお土産を買って、さらに欲(はい、食欲です)が出て
「みつばち」でお茶。
さすがに寒くてアイスを食べるような勇気はわかず、
ハニー焼き?だったかな。ま、言ってみれば今川焼を頂いて、
お腹が温まったところでまた上野まで歩いて戻る。と、そんな休日。
「白」で思い出したけど、2年ほど前に割ってしまった伊藤聡信さんの器。
谷中にある金継ぎnicoさんで漆の直しセットを買ってかれこれ1年。
昨年のお正月に直しに取りかかり、その後何度か工程を踏んで
忙しさにかまけてそのままになっていた。
今年のお正月にようやく最後の仕上げを終えて使い始めている。
あえて漆のままにしているけど、ヒビに入った漆の細い線が
フジタの墨の繊細な線を思わせるようで、なかなか気に入っている。
ぼってり。
昨夜の月。
大きくて黄色くて、卵の黄身をそのまま
カスタードクリーム(例えがまた食べもの・・・)
にしたようなぼってりした月だった。
家に帰るには、電車でいくつかの川を
越えるのだけど、車窓からはそのクリームみたいな
月が今にも川にポテっと落ちそうな具合に
低く浮かんでいるのが見えた。もうすぐ満月。
昨日はアノニマ南さんがお休みの日で
1Fにわたくしひとりの日。
平日なので余裕で構えていたら
なぜかバタバタ。
ちょっと陽射しがあたたかだっから
お出かけしやすかったのでしょうか。
有り難いことなのにひとりであわあわする。
さらに合間で取材をお受けしたり、打ち合わせが
あったりで。いろいろ重なる日ってそうなのですよね。
打ち合わせでは思いがけない良いお話を頂く。
頭の中をちゃんと整理して頑張らねば。
今日はこれからレオナール・フジタ展を観に上野へ。
ギリギリになってしまったけど(18日まで!)
なんとかすべり込み!
連休中の出来事
土曜日はお店が終わってからとあるライヴへ。
夕食付きのチケットでライヴが始まる前に
ワインと食事を頂けるという贅沢ライヴ。
あぁぁぁ・・・。
今思い出しても本当に幸せなひとときで、
帰り道なんか、地上から3cmくらい浮いた状態で
歩いているような気分だった。
うぅ。今、あれこれ書いても上手く言い表せないなぁ。
とにかく幸せ袋というものがあったとしたら、
パンパンに膨れていた。
幸せ袋、はち切れそうだよーーー!
と、思ったはずなのに翌日も。
翌日はS夫妻のシークレット結婚パーティー。
最近このシークレットパーティーが続いていてクセになりそう。
今回は妻だけに内緒。
こちらもまたあたたかい気持ちが朝からずーっとずーっと続いて
フワフワした心地だった。
私はウェディングケーキ(これがまたすっごく美味しかった)と
一緒にお出しするコーヒーの係。ケーキは+spoonさん。
こういうときにコーヒーを入れていると、本当に泡を見ているだけで
シアワセな気持ちでいられる。
私の幸せ袋はけっこう小さくてすぐ膨れる。
袋が大きいと「もっともっと」になるだろうし
小さいのがはち切れてもそれはぜんぜん悪いこととかじゃなくて
呼び水みたいに別の小さいのがまた膨れてくれる。
今日、外出した際に氏神様である榊神社に行って
おみくじを引いたら「大吉♪」
また幸せ袋が膨らんでる。
今日から
冬期休業も明けて今日からin-kyo2009のスタートです。
今朝、庭の水仙を摘んで来て、お店に飾った。
水仙の香りは品があるというか・・・好きな花のひとつです。
水仙の香りとともにあらたな気持ちで。
どうぞよろしくお願い致します。
今、降っている雨は雪に変わるんだろうか・・・。
明日はcimaiのパンの日。
パンの初荷!
実家は商売をやっていて、昔は初荷がメーカーから届くと
はっぴを着たメーカーの人たちが3本締めの手拍子を打っていた。
子どもながらに「お正月ってめでたいんだなぁ」などとその様子を眺めていた。
初荷。
なんだかおめでたい響きです。
猫話
リビングでカチカチパソコン作業をしていると、
「うぅぅぅーーー」
という低い鳴き声が台所から聞こえてきた。
んっ?レオさん?
台所へ行ってみると、近所の野良猫、メタボリックタヌキが
ちゃっかり上がり込んでいるではないかっ!
私の姿を見るやいなやスゴスゴと逃げ出した。
ひょっとしてレオのことをいじめたのもこのメタか?
レオの仇!と逃げるメタを追いかけてみたものの、
相手はまったく慌てていない。
いや、慌てていても体が重くて猫らしく走れないのだ。
体をたぷたぷいわせながら「えっほ、えっほ」という程度。
なんだか気の毒になって追いかけるのもやめた。
もともと追い払うだけだったし。
家に戻ってみるとレオはちゃぶ台の下に小さくうずくまっている。
「まーったく負けん気だけは強いくせに・・・」
安全が確保されたことがわかると
ちゃぶ台の下から這い出して来て足踏みをするように爪とぎ。
これ、むしゃくしゃしたり、思うようにいかないときによくやるポーズ。
「きょうの猫村さん」にも出てきますね。
ついでにレオ様はガブリっと人の足や腕に噛みついてくる。
それ、人間界では逆ギレとか八つ当たりって言うんですよ。レオさん。
ゴハンもガツガツ。それはやけ食い。
思えばここから。
三十路を迎えたばかりの頃、当時自由が丘にあった
BORNFREEWORKS(今は鎌倉にあります!)で、
月に1度「mimiと」いう小さな教室が行われていて、
私はそこへ通っていた。
mimiはインテリアスタイリストの小澤典代さんと
フラワースタイリストの井出綾さんが先生で、
通っていたメンバーの中にはいまだにつきあいが続いている人たちもいる。
好きなこと、ものは嫌というほどわかっていたのに、
どこへどうやって進んで良いのやらウロウロ迷っていた頃でもあった。
そんなときに小澤さんが紹介して下さったのが丹治さん。
まだアノニマの「ア」の字もないときだった。
縁というものは本当に不思議なもの。
小澤さんには当時から大変お世話になっている。
先日のM家新年会でもご一緒して、
2/21(土)からmimiがご近所SyuRoさんで始まるということを教えて頂きました。
SyuRoさんの雑貨を使って雑貨のスタイリングやお花のスタイリング。
in-kyoも器などをお貸ししたりするかもしれません。
小澤さんや井出さんのお話もとっても興味深いですよ。
雑貨やお花が好きな方、興味のある方、詳細などお問い合わせは
SyuRoさんへご連絡を(TEL03-3861-0675)
そしてそのSyuRoさんで、な、なんと前から大好きだった原田宗典さんのイベントが!!
いやぁびっくりした。もちろん申し込みましたよ。
そういえば吉祥寺のロンロンでサイン会をされたこともあったなぁ。
原田宗典さんの妹さん、マハさんの文章も好きです。
「カフーを待ちわびて」は映画になるようですね。
こもる。
「こまる」(=困る)ではないです。「籠もる」
なんだかこうい時間、久々だなぁ。
母と猫以外、昼間は誰ともしゃべらず本を読んだり、
色々なことに考えを巡らせる。
本当は出かけようかとも思っていたのだけれど、
気持ちが外に向かずに家にいることに。
しょっちゅう出かけている割には
一人でウチにいる時間も結構好きです。
忙しくても集中が持続するときはいいのだけど、
いったん自分のペースが崩れると頭の中が散漫になるというか・・・
そこでとっちらかったものを拾い集めるために
静かにひとりでこもる。で、気を満たす感じ。
みの虫みたいにしているのって案外気持ちいいです。たまには。
もともとのんきでゆっくりペースなもので、
こういう時間はほんと大事。
年末にFさんにお借りした「流星の絆」の最終回DVDもやっと見れた。
そして号泣。
最終回までの犯人の匂わせ方や笑いのセンスはさすがクドカン!
ニノの天才っぷりはもちろん、尾美としのりや森下愛子も最高。
合間に小豆とサツマイモを炊いたりして。
料理も気持ちがゆったりしてると俄然やる気がわく。