通勤するように

土、日と通勤するように蔵前へ。
NAOT東京の2周年イベント。
昨年同様、高野寛さんと山田稔明さんのライヴ。
そして今年は紅一点、高橋久美子さん(元チャットモンチー
メンバーでしたが現在は詩人としてのアーティスト活動をされています)
が詩のリーディングで参加。
月イチ蔵前でよくお会いする方々や、一年ぶりにあの場で
再会した方もいらっしゃって。
こうして場と人とモノ、音楽を通したあたたかなつながりが
この先も続いていきますようにと願った夜。
お店で毎日のように履いていたNAOTの靴。
疲れ知らずでお世話になってます。
これからもどうぞよろしく。
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月イチ蔵前

毎月第一土曜日は月イチ蔵前の日。
蔵前にずいぶんと定着してきた月に一度のイベント。
月イチ蔵前に参加しているshopといっても、イベントやワークショップは
強制ではなく自分たちが無理なく楽しくできる範囲で、
蔵前に足を運んで下さった方々にも楽しんで頂けることを。
といった、良い意味でのゆるさを大切にしています。
始まった当初はサルビアのセキユリヲさんが毎月各shopの
イベント内容を書き込んだmapを描いてくれて、その地図を片手に
お客様が散策をして下さるのが嬉しくて。
今は専用のサイトからmapをダウンロード
して頂くようになりましたが、散策するお客様も
この数年で増えているなぁと実感。
というのもこの日、短大時代の友人を案内しながら
はじめて月イチ蔵前を堪能。
お昼ゴハンとデザート↓ これに白ワインと食後にコーヒー!
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20160310-イチゴとマスカルポーネ.jpeg
お店をひとりでやっていると、他のお店でどんなに気になる
イベントやワークショップをやっていても行くことができずにいたのですが
やっと。(でもお店がまた始まればこれが最初で最後かも!?)
いつもの飲み仲間?たちが気持ち良く働いている姿は
見ていて清々しいというか、勝手に誇らしくもあり。
そうやって楽しんでいる一方で、貧乏性はどこか落ち着かず、
自分も早くお店に戻って働かなきゃ!という気持ちが
なかなか拭えずにいるのだから困ったもんです。
元in-kyoには小型のユンボが入って、
コンクリートの床を掘っていた。
どうやら排水管の取り替え工事をするとのこと。
前を通ってももうよそゆきの顔。

ほんのり

福島県の三春町には、樹齢推定1000年を超える
紅枝垂桜の巨木があり、「三春の滝桜」とよばれ
国の天然記念物にも指定されている。
日本三大桜のひとつ。
(その他は山梨県の山高神代桜と岐阜県の根尾谷淡墨桜)
と、調べたものの、実際には私はまだ目にしていない。
例年だと4月の末頃が開花時期のようだけれど、
今年は暖冬なのでどうだろう。
実家の桜の木も私が子どもの頃に比べれば
ずいぶんと大きくなり、枝を広げ満開の時期には
ご近所の方々の目を楽しませているとのこと。
まだ固そうな蕾も先の方はほんのりとピンクに色づいている。
関東では今月中には開花となるんじゃないでしょうか。
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そうそう。
ピンクといえば。
2/13(土)の日中には新潟からマリールウの鈴木夫妻が
車で5時間かけて駆けつけてくれて、
出張パンケーキの日を行ってくれました!!
いつもお店で扱っていたパンケーキミックス。
自分で焼いても失敗知らずで十分美味しいと思っていたけれど、
やっぱり生みの親は違いますね。
細かな火加減の微調整と、南部鉄器のスキレットで焼かれたパンケーキ
はいつも以上にふっくらフワフワ。
そこに挟んだのは木苺のクリームとカカオマス。
クリームは玉子も乳製品も使っていないからか、
重くなく、それでいてコクもしっかりあって、
木苺の酸味とカカオマス(チョコレートの原料)の組み合わせがなんとも美味。
ピンクで思い出したのはこのクリームの色なのでした。
あはは。いくつになっても花より団子。
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振り返り日記

実家の庭の梅の花は満開で、
その木の下にはフキノトウが顔をのぞかせ、
オオイヌノフグリも青く小さな花を咲かせている。
春めいたポカポカ陽気の一日。
片付けをしたり、事務作業をしたりしながらも
のんびりとした時間を過ごすことでここ数ヶ月の疲れが
少しずつ和らいでいる。
2/12(金)のこと。
この日はcimaiのパン販売と香川夏未さんの
クラニオ・セイクラルセラピーの
ラストデイ。
友人の内田真美さんがこの数日前に
「お振る舞いのお菓子を作って持って行くから」と
連絡を頂いた。
作って持って来てくれたのは「ウェルシュケーキ」
イギリスのウェルズ地方が発祥のこのサクサクのお菓子
(焼き立ては中が少ししっとりしていて)は
たっぷりの紅茶と共に頂くのにぴったり。
クランベリーの酸味も真美さんらしいアクセント。
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実は真美さんは8年前のin-kyoのオープニングの際にも
teteriaの大西さんの紅茶に合わせて、
お振る舞いのお菓子を用意してくれたのでした。
その思い出深いお菓子をこの日も。
ホームページなどで特にお知らせもしていなかったので、
この日たまたまいらしたお客様へのサプライす。
内田真美さんらしい大盤振る舞いさと
豊かさ、笑いが耐えないひとときとなりました。
真美さんあらためてありがとう!!
内田真美さんは愛してやまない台湾を紹介する本が
間もなくアノニマ・スタジオより発売されるとか。
私自身もとても楽しみにしています。
どうぞお楽しみに。

引き渡しを終えて

2/29 閏年。AM10:00 引き渡し日。
28日の夕方、花壇のオリーブの樹を含め、
残りの荷物をハイエースに詰め込み、文字通りがらんとなった店内。
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10時に引き渡しだったので、その前にいつも通り掃除を…
と、その掃除道具も全て福島へ運んでしまったので
ご近所カワウソさんに箒などをお借りして最後のお掃除。
窓ふきは脚立がなかったので内側は手が届くところまでとなったけれど、
窓を開けて、風を通して、お店の前に水を撒き。
営業をしていたときのようにさっぱりとさせて。
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はじめは雨粒などがこびりついて白っぽかった窓も、
毎日のように拭いていればこんなにきれいになるんだなぁ。
雨予報だったはずの空からは陽がさして店内を照らしてくれました。
3年と7ヶ月。
商売をするということは、楽しいばかりでもなく、
大変だったり厳しいことも。でも総じてみればそれも含めて
この場所で過ごした時間は色鮮やかに充実していて、
それをまた次へと繋げていこうと思える力とシアワセを与えてもらいました。
ありがとう。ありがとう。
この後には美容室が入ることが決まったようです。
偶然にも私が今度三春でお借りする場所もその前は
おばあさまが一人で営んでいた美容室だそうで。
縁とは面白いもの。

通勤

昨夜は早く寝て10時間睡眠。
でもまだまだ眠れそう。
10代20代と違ってたまった 疲労はそう簡単には抜けない。
が、だいぶ日常の調子を取り戻しつつある。
今日は作業らしい作業はもうほぼ無くて、
行かなくても良いといえば良いのだけれど、
やっぱりなんとなくついお店へと足が向く。
20160227-ともすけさん金柑.jpg

写真は文章とは関係がないのだけれど、
ともすけさんに頂いた金柑。
18年も育てている樹にこんなにピカピカの実が成るのだそう。
生のまま、何もつけなくても酸味と甘みがしっかりした鮮烈の美味しさでした。
土曜日の午後。
蔵前界隈を散策するだなんてはじめてかもしれない。
NAOTさんに行き、カキモリさんへも行きタイムアウト。
みんな笑顔で働いていて、見ていて気持ちがいい。
来月5日の土曜日は月イチ蔵前の日。
この日も友人と連れ立って蔵前散策をしようと思っている。
夕方、福島(三春)のお店の工事が着々と進んでいるとの連絡を頂く。
駒形のお店の設計は友人の井田耕市くんに。
今回の三春のin-kyoの改装は福島県郡山市にあるLa Vidaさんにお願いしました。
「しあわせを感じる住まい」づくを大切にし、地元福島に根ざしながら
家具や家、店舗や施設を手がけていらっしゃいます。
蔵前のin-kyoへも社長をはじめ、スタッフの方々が足を運んで下さっているので
言葉だけでなく、空気感を汲み取って三春のお店の改装設計へと
活かして頂いています。私もとても楽しみにしています。
改装の様子はLa Vidaさんのホームページでも少しずつUPして頂いています。
4/15のオープンに向けて。どうぞお楽しみに。
そして明日は東京マラソン。
江戸通り〜浅草駅周辺は朝から14:30頃まで通行止めになりますので
どうぞお気をつけて。
友人知人も何人か走るようなので応援しに行こうかな。見つかるかな。
お天気も良さそうなのが何より。

まだまだ続く…

水曜日。
引き続き片付けをするために朝からお店に行き、
まずはコーヒーを。
あぁ、これがここで飲む最後のコーヒーなのかもなぁと
思いつつ、まだ午後にも手伝いに来てくれるみんなと一緒に
コーヒーが飲めたらな、なんて悠長に思っていたのもつかの間。
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水道工事の方から電話があり、今から解体作業に伺いますと
突然の連絡。
余韻に浸る間もなくコーヒー道具やら器やらをわらわらと撤収。
1時間もかからないうちにトイレやら洗面台やら
シンク、水道・蛇口が次々と取り外された。
そこへ夫くんが運転して来た荷物の運び出し用の2トントラックが福島から到着。
忙しい面々だというのに蔵前界隈の友人たちが
積込み作業の手伝いに来てくれて作業開始。
まるでテトリスのように何度も荷物を積め直して、
お陰で想像をはるかに超える量の荷物を積むことができました。
感謝感謝でみんなに足を向けて寝ることができませぬ。
筋肉痛になってないかな?みんな。
夜はSyuRoのうなちゃん&お友だち企画でおウチでの送別会。
子どもたちも一緒で賑やかで、しんみりもせずに
美味しい料理を囲んで笑ったり飲んだり食べたり。
特別なことなんだけれど、いつものみんなのままでそれが嬉しかった。
この数ヶ月、ずっとずっとありがとうの連続だ。

20日のこと。はじまりの朝

蔵前(駒形)のin-kyo は2/20をもってcloseしました。
今後は福島県田村郡三春町という土地へ移転致します。
一応予定では4/15オープンに向けて準備を進めております。
21日からは早速引越し準備。
ひたすら梱包と片付けの日々。3日目です。
20日のこと。
蔵前のin-kyoは2/20で幕を閉じました。
ここでやりたいことは全部やりきりました。
寂しいけれど悲しさはなく、晴れ晴れと胸を張れる気分です。
これまで足を運んで下さった皆様、本当ありがとうございました。
「はじまりの朝」では青木隼人さんのギターを。
オカズデザインが大トリの食を。
二日間にわたるコーヒーはアアルトコーヒーの庄野さんのドリップ。
昼間は山田稔明さんが飛び入りサービスライブを。
で、夜はシャッポジージョ。その記録はカワウソの駒形家族・萬田くん。
裏方ではうなちゃんとモコちゃんがずっと洗物をしてくれて。
音楽と食とモノと人が集って、笑ったり泣いたり語らったり。
飲んだり食べたり。ここで過ごした時間と空間の記憶は私の宝物です。
本当に本当にありがとうございました。この宝物は福島に持って行きますね。
浦島太郎にならないように、大事に運んで玉手箱の蓋をゆっくりと
開けたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願い致します。

まずは

明日は(と、この日記を書いているのはすでに日付が
変わっているのですが)ラストDAY!
まだまだ日記で書ききれていないこともたくさんあるので
それは引越作業が落ち着いたら追って振り返り日記で
更新することに致します。
まずは。
本日(と思っている)19日も開店から閉店まで
たくさんのお客様や友人知人たちが足を運んで下さいました。
本当にちょっと気を緩めるだけで涙スイッチが入って
泣きそうになるのだけれど、今日はそのスイッチは故障させて
とにかく笑顔で「また会いましょう」とか「お元気で」という言葉と
気持ちに変換させて一日を終えました。
閉店後は思いがけず駒形家族がin-kyoに集まって
あるもので夕飯を済ませて頂いた美味しいお酒を
飲みながらのプチ宴会。ラストギグの前夜祭。
帽子のchappo君も加わってのいい夜。
今、ぽつーんとひとりになって、
ここがしみじみいい空間だったと味わってます。
でもそれは「私が」とかではなく、そんなことは微塵も思ってなくって、
足を運んで下さった方々がこの場所を作って、育ててくれたんだと
本気で思ってます。って書いてるそばから泣きそうです。
本当に本当に感謝の言葉しかありません。
明日は朝からびっちりと最後まで味わい尽くすように
この空間で過ごす時間を大切にしたいと思います。
ありがとうございます。
また明日!

ラストウィーク

前回の日記が1/28で止まったまま更新できないこと数日。
さて何から書き始めたら良いのだろう?
とここ数日のことを考えながら宙を見つめること数分。
イベント続きの週末。
1/30のteteria 大西進さんと野田好美さんの古道具市。
同じ日に香川夏未さんのセラピー。
カウンター側から店内を見渡すと、紅茶あり古道具あり、
窓辺ではセラピーを…と大変面白い店内の様子なんだけれど
なんだか一体感もあって不思議な空間いとおかしな一日。
2月に入って5日〜6日は出張たべるとくらしの研究所の安齋明子さんの
おやつとお弁当。
美味しく見た目も美しいりんごのおやつ。
20160303-紅玉のチーズケーキ1.jpg
お弁当は味わい彩り盛りだくさん!ひとつひとつ丁寧に作られた
10品のおかずと贅沢ないくら&鮭の親子丼。
野菜はたべるとくらしの研究所理事長が育てた野菜を使って、
調味料も手づくりされたもの。わざわざ戻ってお弁当の感想を伝えて下さった
方々もいらっしゃるほどでした。
20160303-アッコお弁当.jpeg
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そして7日はutsuwa gallery あんざいのあんざい久子さんも
加わって、「作って、食べて、しゃべって」
ちょうど体の疲れもピークだったのと、ここのところ感情がこれまでになく
ずーっと大きく揺れ動いていたせいか、
一緒に晩ご飯をたべながらしょうもないことをポロッと言って、あっこちゃんに喝を入れられた。
それでも一晩悶々と悶々としていたのだけれど、
7日のイベントで参加者のみなさんが楽しそうにくるみ餅を作って、
美味しそうに出来上がったものを食べているようすを眺めながらの裏方作業。
そして座談会が始まってあっこちゃんや安齋お母さん、参加者のみなさんの
お話を伺っていたら、次第に気持ちの刺みたいなものはスルッと嘘のように抜け落ちてしまった。
根が単純なのもいいもんだ。
何かのきっかけで人が集まり、手を動かし、
そして美味しいものを囲んで一緒に食べて会話をする。
家族とも近しい友人ともまた少し違う視点と言葉が
思わぬ思考の変換のきっかけにもなる。
ってそんなことを狙って企画した会ではないのです。
3回目ともなりましたが1回目のイベントを終えたときに
理屈抜きにこうしたリアルに「話す」「聞く」ということが
これからは必要なんじゃないかなと、ただ思ったから。
たぶん一番それが必要なのは私自身だったのかもしれないけれど。
移転をしてからも続けていきたいイベントのひとつ。
そして先週金曜日はcimaiのパンのラストday。
香川夏未さんのクラニオセイクラルセラピーもラストday。
cimaiのパンは福島のお店でも販売する予定ですので
近隣の皆様どうぞお楽しみに。
昨年5月から始まった香川夏未さんのセラピー。
夏未さんの2/11の日記にin-kyoのことを書いて頂きました。(嬉しいなぁ)は
今後のセラピーセッションについては「てあてやcokiu」のサイトから
直接お問い合わせ下さい。
そして先週のイベントはまだまだつづく…。