春るるる???

暖かいなぁ。
天気予報では20℃くらまで気温が上がるとか?
ポカポカ陽気はいいけれど、何かが確実におかしいぞ。
以前、オカズデザインのヒデさんに教えてもらったお話。
カエルは暖かいと春がやってきたと勘違いして、冬眠から覚めてしまうそう。
目覚めるだけならまだいいんだけど、這い出てきて
また気温がぐーっと下がったりすると、穴に戻れず凍死してしまうんだとか。
なんとも気の毒な話だ。クマなら戻れるのに・・・。
昨日は朝から頭がキリキリ痛くて久々ひどい片頭痛。
それでもアノニマで行われているイベントで
tico moonのライヴを聴いていたら少し痛みがおさまった。
心にも体にもやさしいんだなぁ。tico moon!
帰るころにはまた痛みが復活してきて、
なんだろ?なんだろ?と思っていたら昨夜の嵐。
家に帰ったらやっぱり猫もおかしな様子で落ち着きがない。
いや、猫ならわかるんだけど私も野生化してるのか?
今朝になったら頭痛はウソのように消えてすっきり。
それにしてもこんなに急に暖かくなると調子がくるってしまうなぁ。もう!
お店に飾っていた山桜もほとんどがつぼみの状態だったのに
あっという間に満開です。
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沼津行き♪

昨日はオカズデザイン吉岡夫妻の車で
中山智恵さんも一緒に4人で沼津へ。
中山智恵さんと私。私の名前はひらがなですが、
読み仮名にすると「山」と「川」の違い。
可笑しなくらいまぎらわしい!!
ってことで「ちゃん」と「さん」で呼び分けることに。
沼津へ向かう途中、伊勢原にある美味しいパン屋さんへ。
小さいお店でしかも平日なのにひっきりなしに車が入ったり出たり。
美味しそうなパンがたくさんで、お店に入るなり
ちょっと舞い上がってしまって何買っていいんだかよくわからなくなる。
深呼吸して自分を落ち着かせ、どうにか選んで購入。
クロワッサンがサクサクで美味しい!
そんな寄り道をして少し遅れて沼津へ到着。
halの店主・後藤さんと待ち合わせ。
夕ご飯をご一緒する約束で前々から後藤さんが
地元の美味しいお魚を食べさせてくれるお店を
予約してくれていて、夕飯はそのお店へ。
うーー。
冬はやっぱりお魚の身がしまっていて美味しいなぁ。
いつもの如く「大人っていいねぇ」を連発しながら
お魚もお酒も堪能。
いつもと変わらない量、もしくは少ないくらいの
酒量だったのに、疲れがたまっていたのか?
なぜか昨日はひどく酔ってしまった。なんでだろう?
帰りの電車も爆睡。
目覚めたら本当に沼津行ってたっけ?と思うくらい
夢の中の出来事みたいな1日だった。

懐かしく、新しく

昨日はお店が終わった後、
ご近所のSyuRoさんで行われた原田宗典さんのイベントへ。
お店を出るのがギリギリになってしまって慌てて小走り。
トークイベントが始まる寸前ギリギリにすべりこみ。
トークは原田さんのエッセイそのままのような
普段の面白いできごともお話されましたが、
原田さんが新潮社から昨年末に出版された
「小林秀雄先生来る」という本の一部を抜粋して朗読。
もうひとつのお話もこれから本になるらしいけれど
そちらも戯曲原稿?を朗読されて、それが昔からの
ファンにとってはとても新鮮でスバラシかった。
あぁ原田さんやっぱりいいなぁ。好きだなぁ。
懐かしくもあり、新しい部分も見れて、
私も歳を重ねて変わった部分もあるけれど、
何年経っても変わらず好きなものやことの理由が
なーんとなくわかったような昨夜の帰り道。
会場で合流したオカズデザイン夫妻とも
そんなことを話ながら駅まで歩いていたんだけど、
自分が思っていた以上に感動していたみたいで
頭の脳天のあたりがビリビリしびれているような
(でも気持ちよい)感じだった。
で、今日は朝早くから取材のお仕事。
3/25発売のレタスクラブで漆の宮下智吉さんの
漆塗りの工程が掲載されます!
こちらもはぁとため息が出るほど感動しきり。
百聞は一見に如かず。
漆についてもっと知りたい。
とにかくここのところ人から何かを教えて頂いたり、
お話を聞かせて頂くことが多くて自分の勉強不足に
ほとほとあきれるばかり。
でも落ち込んでもいられないのでとにかく
頑張ろうと思えた昨日、今日。
で、明日は満月。

ちょっと足をのばして。

n100のイベントが終了した翌日、
久しぶりにルビジノへ。
と、ペーパードライバーの私が自力で行けるはずもなく、
Yぼーの車で連れて行って頂いた。
夏には青々した大きな葉に、ピンクや白の花を咲かせる
蓮畑が一面に広がる景色も、今は土と枯れた冬の色。
でも空は快晴で、畑の向こうに見える霞ヶ浦も青く、
これもまた美しい。
前川夫妻とも久々のんびりとお話することができたし、
愛犬のチャイさんにもごあいさつができた。
あの場所は、ひたすらゆるゆるとした時間が流れている。
初めてルビジノを訪れたときと変わらない時間の流れ方だ。
と、思いながらもその後に行く予定の場所もあったので、
十分満喫してルビジノを後に。
予定といっても前川夫妻に教えて頂いた物産館で
野菜を買ったり、道の途中にあったEM農法を取り入れている
レンコン農家・吉田農園のレンコンを購入することなんだけど。
レンコンがなんと1kgで¥700!さらに買った分と同じくらいのおまけも1袋!
このレンコンがこれまた本当に美味しくて、あれから毎日のように食べている。
蒸せばねっとり粘りがあるし、焼いたり油で揚げればシャクシャクとした
歯ごたえとホクホク感も。レンコン最高!
この翌日は成田(正確には下総神崎という場所)にある
「寺田本家」の酒蔵見学へ。
お友達のMさんが通う太極拳の先生が企画した見学ツアーに
便乗して参加させて頂いたのだ。
ひとり1品持ち寄りでだったので、仕入れたレンコンを使って
「れんこんの南蛮漬け」を。これは高山なおみさんの
「野菜だより」という本に載っているもので、つい先日もオカズ宅での
持ち寄りの会へ持って行って、お酒に合うと好評だったので調子に乗って再び。
本の中では衣に片栗粉を使っているのだけど、葛粉を使ってみた。
蔵の見学では麹の良い香りに包まれながら、
ご主人の寺田さんが丁寧に説明して下さった。
その間も蔵人さんたちは冷たい水を使って、
ゴム手袋もせず素手でお米を洗う作業の真っただ中。
でも誰ひとりとして眉間にシワを寄せるような顔をしている人はいなくて、
みんな本当にいい表情。テキパキと機敏な動きは息がぴったりと
合っていたし、見ていて清々しかった。
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楽しくにこやかに作られたお酒は呑む人の表情も
和らげて、楽しい気持ちにしてくれる。
ひとり1品の持ち寄りも、20人くらいいたから1周するだけでも
たいへんだったけど、いろんな味が楽しめてお酒とともに
美味しく楽しい時間を過ごさせてもらった。
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発酵から学ぶことはたくさん。
寺田さんが出された「発酵道」という本はお酒に興味が無くても
おもしろく読めますよ。

n100 in in-kyo

イベントが終了してから早、3日・・・。
イベント期間中にご来店下さった皆さま、
本当にありがとうございました!
特に初日と2日目はあの豪雨の中、
風邪などひかれた方がいらっしゃるのでは?と
心配しております。大丈夫でしょうか・・・。
もう完全に雨女確定ですね。
実は先日の筑波大行きの日も雨だったし。
肝心な日が雨って・・・。
でもそんな天候にもかかわらず、期間中は
たくさんの方が足を運んで下さいました。
n100の大井さん、橋本さんの細やかな接客にも
本当に助けられましたし、勉強になりました。
わたしも普段のin-kyoで扱うものたちの
ものの向こう側のストーリーを自分の中に刻みこもう。
本当にn100の洋服は着心地がいいし、軽くてコンパクト、
お洗濯をしてもすぐ乾くから普段はもちろん、旅行の手荷物にもぴったり。
結局私もまた買い足してしまった・・・が、後悔ナシ。
関東だと4月に鎌倉のBORN FREE WORKSでもイベントが行われますよ。
詳しくは→http://n100.chips.jp/

始動!

先日の定休日。
「InRed」という雑誌で3月発売の4月号から
連載が始まることになり、その撮影で
オカズデザインのフードアトリエ「カモシカ」へ。
そもそも「InRed」はファッション誌なんだけれど、
これから始まる連載は「食」のページ。
オカズデザイン料理長吉岡知子さんが
料理を担当。写真は齋藤圭吾さん!
そしてわたくしが料理にちなんだエッセイを。と、
男前なページ?です。
今までの本作りとはまたちょっと違って、スタートの地点から
みんなで組み立てていくような仕事の進め方がとて新鮮。
緊張もするし責任も大きくのしかかってくるけれど、
それ以上に楽しもうとする気持ちのほうが勝っている。
お料理の撮影にびっちりと立ち会うのも今回が初めて。
料理の内容は・・・?
発売までのお楽しみ♪
撮影が終わって、オカズチームと別件の打ち合わせを
した後はMさんと待ち合わせをして御茶ノ水の「GAIA」で行われたイベントへ。
ここの3Fの本屋さんのセレクトは面白い本がたくさん。
この日は新月の日にちなんで「月のリズムでダイエット」の著者 岡部賢二さんのトークイベントが行われた。
この本はダイエットが1番の目的ではなくて、もっともっと根本的な事が書かれています。
私自身は美味しいものを美味しく頂くために
健康でありたいなぁと思って読みましたが。
あ、そうそう。以前に日記で「もうすぐ満月」と
書いてしまったけどあれは「新月」間違いでしたね。
満ち欠けが逆でした。

女子の散策

今日は久しぶりにゆっくりMちゃんとKさんに会うことができた。
妊婦さんとなったMちゃん。
私はすっかり親戚のおばちゃん気分。
いや、おばちゃんというより、
ひとつひとつの話を聞いては
喜んだり心配していることを思うと「夫か!私は」と
自分を突っ込みたくなってくる。
まぁとにかくそれくらい自分の事のように嬉しい出来事なのだ。
そんなわけで今日はベビー服(これがまたすごくかわいい)を見たり、お茶をしながらおしゃべりしたりという「女子」の時間をたっぷり堪能した。
子供服の販売のお仕事をしていた頃、お客さまに
「夢のあるお仕事ですね」と言われることがよくあったのだけど、当時は実はあまりピンときていなかった。
それが今日、自分の口からその言葉がするりと出てきてハッとした。今になってようやく。
プチンプチンと音がするくらい生命力にあふれている子供たち。ぴかぴかの命を目の当たりにしていたんだなと。
私のまわりは昨年から今年にかけてベビーラッシュ。
昨日もW夫妻が3ヶ月になる満ちるちゃんを連れて
お店に来てくれた。それに3月にはAちゃんも出産。
乳母は(正確には乳母にはなれないんだけど気持ちの上でうば)は忙しいわぁ。でも嬉しい忙しさ。

つくば大学へ

行ってきました。
お話してきました。
話し始め、最初の10分は久々頭の中が真っ白になってしまって
自分が何しゃべってんだかわからないくらい緊張してしまった。
内容は「道具としての器」ということで
写真をプロジェクターで見せながらお話を
進めていくことに加えて、コーヒーをいれるところも
器との取り合わせ、その他の道具や香り、作業などを
見て頂くために行ったのですが・・・。
昨日受講してくれた生徒さんは18、19歳くらいの方々だったそうで、
この先の人生、いろんな可能性を秘めているわけで・・・
その中のたった一人にでも
何かが伝わったとか、興味を持つとっかかりになればいいのだけど。
家に帰ってひとりになってから
「あれを言い忘れた!」
「このことを伝えるならこうすれば良かった」などなど。
一人反省会をしていたら体はくったりしているのに
頭が冴えてきてしまってなかなか寝付けなかった。
まぁ昨夜はそんな風ではあったけど、
この先2度とこういうことは無いだろうことを思うと、
本当に貴重な機会を頂いたなぁとM先生には感謝しきり。
人に何かを伝えていくという上で、とても良い勉強になりました。
それに講義の前後にはM先生に校内を案内して頂いたのだけど、
緊張と反省の中でもそれがとっても楽しくて楽しくて。
工房や、卒業制作途中の作品を見せて頂いたり、
とにかく学校という空気に触れるのが新鮮で
今だったらもう少し熱心に授業が受けられそうな気がした。
筑波大の敷地は非常に広くて移動は車じゃないと無理だそう。
校内にはバスも通っているとか。
いつかまた今度は純粋に見学だけで伺いたいなぁ。
と、やはり私はどこか能天気。ほんとに反省したのか?と疑われそうですが。
18、19歳といえば私が20歳で子供を産んでいたとしたら
息子、娘でもおかしくない年齢の皆さん。
年齢ばかり重ねて大人になりきれてない自分。
もう少ししっかりしないと。

ろくろ作業を見学に。

先日の休みのこと。
漆作家の宮っちこと宮下くんから電話が入った。
「大学で行う今期のろくろ作業が仕事納めになるので見に来ませんか?」と。
「ぜひともぜひとも」と、月曜日に伺うことにした。
宮っちは東京芸大を昨年卒業したのだけど、
木地を作るろくろ作業だけはその後も大学の工房を借りていた。
それも今年からは自分の工房を構えるとのこと。
制作は生地から漆を塗るまで分業にはせず全て自分で行っている。
以前にご自宅の漆の作業場を見せて頂いたことがあるけれど、
コックピットのように半径1m以内で作業が済むような、
それでいてきちんと整頓されていて、ワクワクするような心地よい空間だった。
芸大へは卒業制作の展示を観に行ったことはあっても
校内に入るのは初めて。
校門のところまでは宮っちが迎えに来てくれた。
「ついさっきまで作業をやっていたんです!」って感じで木の削りカスがついたまま。
なんだかそれが学校という校舎独特の匂いと相まって微笑ましかった。
で、さっそくキョロキョロと工房内を見学。
見るもの見るものを質問攻めにして説明してもらう。
作業もひととおり見せて頂いた。
使う道具自体も自分で作っているというから
つくづく自分の手でモノづくりができる人たちを尊敬してしまう。
「器を作っているときは、ぴったり同じかたちのものをいくつ作ろうとか
そういうことは考えていなくて、食べものは何が合うだろうかとか
使う人がどう使うかということを想像したりしてるんです。」
宮っちがぽつぽつと話すそういうことばを
お店で、そしていつか本の中で伝えられたらと思う。
つくり手のことばが自分が考えていることと近かったり、
全く別の視点からとらえていたり、それを聞けるのが面白い。
で、ここのところ大学づいているのだけど、
実は明日、筑波大でな、なんとわたくしがお話をすることに!
授業などと大それたものではなくてあくまでも「お話」
ひゅぅぅ久々緊張。

行ってきました。

レオナール・フジタ展行ってきました!
展示内容が大充実で、頭に酸素がいかないくらい
興奮してしまった。
深みのある白って表現は変な気もするけど
でもその深みに吸い込まれて手を触れたくなるような乳白色だった。
創作意欲というのかな、特に晩年の礼拝堂に注ぐエネルギーには圧倒されて
ぽかーんとしたまま美術館を後にした。
今回はアトリエの模型や礼拝堂の模型の展示もあり、
ちまちま好きにはたまりませんよ。
面白かったのはタコを口にくわえて嬉々としている猫。
タコ捕まえられたらそりゃ嬉しいよね。というのも見どころ?
18日まで上野の森美術館で開催しているのでお時間がある方はぜひ。
昨日は風が冷たくて冷たくて。
でもここまで来たら・・・と湯島方面まで歩いてかりんとうの「花月」へ
ちょこっとお土産を買って、さらに欲(はい、食欲です)が出て
「みつばち」でお茶。
さすがに寒くてアイスを食べるような勇気はわかず、
ハニー焼き?だったかな。ま、言ってみれば今川焼を頂いて、
お腹が温まったところでまた上野まで歩いて戻る。と、そんな休日。
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「白」で思い出したけど、2年ほど前に割ってしまった伊藤聡信さんの器。
谷中にある金継ぎnicoさんで漆の直しセットを買ってかれこれ1年。
昨年のお正月に直しに取りかかり、その後何度か工程を踏んで
忙しさにかまけてそのままになっていた。
今年のお正月にようやく最後の仕上げを終えて使い始めている。
あえて漆のままにしているけど、ヒビに入った漆の細い線が
フジタの墨の繊細な線を思わせるようで、なかなか気に入っている。