お天気に左右されて

昨日は朝から頭も体も重くて重くて、気持もなんだかしょぼしょぼだった。
それでもお店に向かってテレンテレンと歩いていたら、
見覚えのあるブルーのかわいい軽トラにゆっくり追い越された。
ふと顔をあげると革作家の曽田さん。
ゆっくり走る(歩く?)軽トラを運転する曽田さんとしゃべりながら並んで歩く。
そんな小さな出来事でもずいぶんと救われた。
人間「毎日元気に楽しく!」ってワケにはいかないのだ。
でもそれでいいのだと思う。そうじゃないと本当に楽しいことも
平均的に薄まってしまってもったいない。昨日みたいな日もある。
今日は打って変わって久々の青空。
天気によってこうも気分というものは違ってくるんだろうか。
午前中お休みを頂いて、睡眠もたっぷり。
寝床で仰向けになりながら枕もとのカーテンを引くと
青い空と白い雲が窓いっぱいに広がっている。
そうなってくるとだいぶ気持ちがラクになって
すんなり起き上がれた。
お店に寄る前に銀座の「日々」で明日まで行われている
岡田直人さんと竹俣勇壱さんの展示を観に行った。
実は先日、オカズ夫妻に小松まで連れて行って頂いて、
岡田さんのお宅にお邪魔した。
良い器を作る方はやはり食いしん坊!奥さまもお料理上手で
その土地の山の幸、海の幸をたらふくご馳走になりました。
はぁぁ書きながら反芻、反芻。
そして思うことは岡田さんの器は使ってこそ、使ってさらに良さがわかる器だと。
良い器を見て良い気分になって午後から出勤。
天気とか環境とかでこんなにも大きく左右されている。
でも自分にとってはそれも自然なことなのかもな。
先日訪れた木曾の空気はどこまでも澄んでいて、木々の匂いや小川の水が流れる音、
虫たちの鳴き声・・・それらにつつまれた一日は体がふわっと軽くなった。
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昨日のお弁当はその木曾のもの。
漆のわっぱ。
お弁当箱を変えるだけで気分も変わる。
梅干しは昨年漬けた小梅の梅干し。
味がだんだん丸くなってきた!
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