アノニマ・スタジオへ

アノニマ・スタジオへ床剤剥がしの作業を手伝いに行く。金曜日にアノニマのスタッフの方々が第一弾として作業を進めてくださっていて、初めて見たときよりも明るくなっている。鉄部分のサビや床の汚れが取れるだけでもずいぶんと違うものだ。
この日はアノニマスタッフよりもぐーんと?平均年齢の高いメンバー10名でその続きの作業を。まだ1Fは冷房が取り付けられていないので用心して着替えやら首に巻く手拭いなどを持参。けれども隅田川の川風がサワサワと吹いてきて、汗をかいた体に心地良い。とはいえ、ダラダラと汗をかき、ホコリが体に貼りついて、まるで部活帰りの高校生のよう。
アノニマ・スタジオ
 「それならば!」と、丹治さんが近くの銭湯「梅の湯」へみんなを案内してくれる。「梅の湯」は、番台におじさんが座り、湯船の向こうには富士山の絵が描かれてある昔ながらの銭湯だった。小さくチビた石鹸をみんなで使いまわして、東京の下町ならではの熱い湯に浸かってようやくさっぱりする。大人はこれだからいい。高校生は汗をかいても帰りに銭湯へ寄ろうだなんてきっとしない。お風呂上りにビン入りのコーヒー牛乳を飲みたかったのをグッとこらえて、近くの居酒屋さんへ。「ぷはーっ」と疲れを吹き飛ばすようにビールで乾杯。やっぱり大人はこれだからいい。